ツツジで慣らし運転 S5+Kマウントレンズ

フルサイズのLUMIX S5を手に入れたは良いものの、あまり運用できていません。率直に言うとフルサイズにまだ馴染めずにいて、持ち出す時にちょっと逡巡して結局他のカメラを手に取ってます。いかんなあ。

近々、夜景を撮る機会がありそうなので、こういう時こそフルサイズS5の出番でしょう。明るいレンズの手持ちが無いのでアダプターを使ってKマウントの単焦点レンズをいくつか使うことになりそうです。以前少しだけ試しましたが、S5+アダプター+Kマウントレンズでスムーズに撮れるように慣らし運転をしておかなければなりません。

というわけで強制慣らし運転です。「文京つつじ祭り」がいい感じだとの情報を得て、とある4月中旬の朝、主会場となっている根津神社のつつじ園を目指して出発。

午前10時30分、現地に近づくとなにやら不穏な人だかりです。

文京つつじ祭りの入場待機列が根津神社の境内から溢れて末尾は不忍通りに達し、整理員まで出ています。ここから入場まで2時間待ちとのことで、到着していきなり爆死。

2秒で決断しました。
ワレ他ノ戦線へ転進ス。

というわけで予定を変更して、同じ文京区内で3キロほど離れたところにあるもうひとつのツツジの名所、六義園にやってきました。。

JRの駒込駅に近いこの門が開くのは珍しい。要は花の盛りで入園者が多いハイシーズンということなのでしょう。それでも根津神社ほどの混雑ではなく助かりました。

六義園|公園へ行こう!

さて、ここからはマウントアダプターを装着してKマウントのレンズをあれこれ付け替えながらのツツジ撮りです。

六義園のツツジは、たしか古品種と呼ばれる江戸時代から伝わる伝統的な品種が多く植えられているのが特徴、と以前に習った記憶があります。しかし残念ながら、いざ花を前にしていちいち品種がわかるかというと、全くそんなことはないのが残念なところ。

MFのピント合わせに苦しみつつ(特に絞りを開けた時の被写界深度の浅さ!)試行錯誤しました。PENTAXの誇るFA limited 3姉妹は古い設計のレンズですがどれも達者な写りでボケも美しいです・・・。

smc FA77mm limited smc FA43mm limited
smc FA31mm limited
・・・・ん?

31mmは四隅がケラレてますね?
念のため、園内の俯瞰写真でもう一度チェック。

ありゃあ。かろうじて四隅も写ってはいますが、盛大な光量落ちですね。
もともと開放付近では周辺減光のあるレンズですが、この写真ではかなり絞っているし、そもそもそういう問題では無いレベルで四隅が黒くなってます。

過去記事でも触れていますが、普段APSC機で使っているわたしのFA31mmはけっこう念入りに逆光対策ウェポン化を施してあるのでした。そりゃフルサイズ機に付けたらケラレるよな、うっかりしておりました。

因みに、ウェポン化パーツを取り除いて素のFA31mmレンズだけにすれば、ちゃんと撮れます。あたりまえか。

・・・うーん、ちゃんと撮れてあたりまえのはずですが、少し怪しいような気も。いや、気のせいでしょう(苦笑)。

43mmも怪しいかな? このFA43mmにはDA40mmのフジツボ型フードを流用しているので、フルサイズでは影響があるかもしれません。

smc FA43mm limited 別の写真。

・・・これも気のせい・・・ではない程度の周辺光量落ちがあるように見えます。やはり純正のフードに戻しておいた方が良いか。FA43mmのねじ込み式フードは持ち歩きが面倒なのが・・・ぶつぶつ。

因みに、本来のパナ純正のLUMIX S 20-60mmで撮ったツツジはこちら。

もちろん四隅もばっちり。旧時代のFA limitedと比べると、同じボディで撮っても(絞りの違いだけでなく)現代的な写りになるように思います。キッチリカッチリした写真を撮る性能という意味では最新のこのレンズの方がたぶん優れている。

ともかく、FA31mm/FA43mmはS5で使う時には素の状態に戻しておく必要あり、とリマインドされました。慣らし運転しておいて良かったです。

さて、六義園はモミジの名所としても有名です。ツツジ以外にも新緑と青モミジを存分に楽しむことができる庭園でした。最後に慣らし運転とは関係なくLUMIX S 20-60mmで撮ったおまけの新緑写真を3点。


以上、根津神社から転進した六義園での慣らし運転+新緑散歩の巻でした。

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