LUMIX G VARIO 35-100mm F4-5.6

マイクロフォーサーズの望遠レンズ LUMIX G VARIO35-100mm を入手しました。

Gシリーズの普及品クラスのレンズですが、以前に使った経験があって侮りがたいクオリティの写真が撮れることは知っていました。他の機材を購入する資金が足りなかったので、やむを得ずいったん手放したのですが、GF10で使いやすい小型の望遠レンズがまたほしくなり、中古品を再入手したのです。

GF10に付けるとどんな感じで撮れるのか、街に出たついでに早速試し撮りです。

急に冷え込んで冬らしい天候になった、ある日の公園でのひとコマ。

マイクロフォーサーズマウントで開放絞りF4~F5.6なので、ボケを期待するレンズではありません。とはいえ望遠なのでこのくらいの後ボケは作れてしまいます。背景の金網は柔らかくじんわりとボケていて、いい感じじゃないですか。

植え込みに散った枯れ葉を撮ってみました。前後の僅かなボケ具合を見ると、これも自然で悪くない感じです。

絞って撮るとどうなるでしょう。高層ビルの谷間で上を仰ぎ見て、硬くて冷たい壁面を撮ってみました。
こういうソリッドな絵を撮る時には、冴えない曇天も悪くないですね。締まった絵でハードな質感が写せていると思います。

もう1点。説明が難しいですが巨大なパイプ状の構造物がちょっと近未来的で(死語)、色彩的にも面白いなと思って撮ってみました。

甘くもなく、カリカリしすぎることもなく、コンクリートと鉄とガラスの乾いた冷たい感じが撮れてるんじゃないかな。この価格帯のレンズとは思えないしっかりした写りだと感じます。

中古で「ブラック」が入手しにくかったのでやむなく「シルバー」を選んだのですが、わたしの黒いGF10のボディとの組み合わせは意外に悪くないんじゃないでしょうか。

(うう、こういう写真のピント位置、どうすれば良いのかわからん・・・)

この写りでこの値段で、しかも驚くべき軽さと小ささですから、GF10の相棒となる望遠レンズとしては申し分ありません。期待通りです。

メイン機がK-3IIIで、サブ機がG99というわたしのラインアップは今後も変わりありませんが、小型軽量のGF10には第3のカメラとしてますます活躍してもらえそうで、楽しみが増えました。

タイトルとURLをコピーしました