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あれよあれよ、という間に
SMC Takumar F2.5 135mm を買っちゃいました。
見よ、この雄姿。
あちゃ、スマホで適当に撮ったから、ひどい写りだなこりゃ。
気を取り直して、
Pentax Forumでは世界のユーザーから絶賛されている、数あるタクマーの中でも一目置かれる望遠レンズです。その名玉が、ヤフオクで魅力的なプライスだったんで、ハイ、つい出来心でポチっと。ほとんど傷みのない新品同様の品物が手に入って、大満足です(ちなみに8枚ブレード
の後期型です)。
F2.5の望遠ですよ。
現代のデジタル用レンズと比べて、あまりに安くないですか。出来心でつい買っちゃっても、仕方なくないですか。
肝心の写りはといえば、こうです。
下手ですみませんが、下手でこうなら上手い人が撮ればこうなる、という心の眼でみてやってください。
RAWで撮ってLRの「鮮やか」または「風景」プリセットで現像し、黒つぶれや白トビがあったら(この写真は無いですが)そこだけ調整してます。
どうでしょう、この瑞々しい写真。
オールドレンズというと、ドイツ製などの高価なレンズが人気なわけで、私もそっち方面に惹かれなくはないんですが、
目下のところは、純正・タクマーの優良なレンズが格安で市場に溢れていて選べる「日本で暮らすPENTAX使いの幸せ」を、入門者として楽しんでおこうと思います。
135mmという、現代の感覚でいうと微妙な焦点距離・画角の使い方には、慣れるのに少し時間がかかりそうです。
たまたま上の2点を撮ってみて気がつきましたが、初心者なので、これまで望遠レンズを手にすると「大きく写すレンズ」という意識になって、しょうもない写真を量産してきました。
135mmのこのレンズだと、その意識が薄れて、「背景をぼかすレンズ」という少し違う使い方を身につけていけるかもしれません。
圧縮・引き寄せ効果はそんなに期待できないですが、やりようでこれくらいは。
本格的に望遠効かせたくなったら、さらなる長距離砲を求めるよりも、テレコンを調達した方が合理的かもしれませんね。
これで広角・標準とあわせて3つの単焦点タクマーが一応揃いました。この子達を抱えて街撮りに出るのはなかなか楽しそうです。DAレンズとどう使い分けるか、これからじっくり考えながら、
楽しんでいくことにしましょう。