名所江戸百景

名所江戸百景

百十景 南品川鮫洲海岸

歌川広重「名所江戸百景」の百十景は 南品川鮫洲海岸、元の絵はこちらです。「冬の部」の絵は多くが雪景色で撮りにくいので、そうではないものを求めて、前回の芝浦、今回の鮫洲と湾岸を彷徨うことになりました。さて、往時に海苔の養殖がさかんだった鮫洲海岸、現在はこうなっております...
名所江戸百景

百九景 芝うらの風景

歌川広重「名所江戸百景」の百九景は 芝うらの景色、元の絵はこちらです。安政年間の震災で壊れた将軍の浜御殿(今の浜離宮)の修復を祝して描かれたのだそうです。2024年年末現在では浜離宮から芝浦方面は見通せないので、ロケ地を少し変えて竹芝桟橋あたりからということでお許しい...
社寺・庭園・名勝旧跡

八十八景 井の頭の池弁天の社

歌川広重「名所江戸百景」の八十八景は 井の頭の池弁天の社、元の絵はこちらです。ただでさえ間に数百年の断絶を挟んで文字通り「隔世の感」が強いのに、名所江戸百景「秋の部」に入るあたりから、広重画伯の構図への凝り方が尋常ではなくなってきて、青息吐息で断続的に後追いしているわ...
自然・動植物

五十三景 大はしあたけの夕立

歌川広重「名所江戸百景」の五十三景は 大はりあたけの夕立、元の絵はこちらです。いよいよ出るものが出ました。名所江戸百景の中でも随一の傑作との誉れ高い名作。ゴッホが模写したことでも知られるこの絵、この景色。現代の景色として再現することはもちろん叶わないのですが、せめて雨...
名所江戸百景

五十六景 駒形堂吾妻橋

歌川広重「名所江戸百景」の五十六景は 駒形堂吾妻橋、元の絵はこちらです。この絵は摺のバージョンによってかなり違うみたいで、↑の絵だとすっかり夜の景色みたいですが、別の摺だと水平線はかなり明るくて早朝に見えるものもあります。鳥が飛んでるのだから夜ではないはずだよな、昼間...
名所江戸百景

五十四景 浅草川大川端宮戸川

歌川広重「名所江戸百景」の五十四景は 浅草川大川端宮戸川、元の絵はこちらです。絵の題名の3つの川の名はいずれも隅田川の別称。江戸時代は両国あたりから下流を大川と呼び、浅草近辺では浅草川、宮戸川という言い方もしたようです。川を渡る国道14号(通称千葉街道)の両国橋の東詰...
名所江戸百景

五十一景 佃しま住吉の祭り

歌川広重「名所江戸百景」の五十一景は 佃しま住吉の祭り、元の絵はこちらです。佃まつりを題材にした写真は夏らしくて気が利いてるじゃないか、是非行こう! という志は悪くなかったと思うのです。しかし残暑の厳しさは私の志の強さを遥かに上回っていて、暑さに身体が負け、すっかり変...