城ケ島の南海岸、歩きにくい岩場をのろのろと進むわたしでした。
一枚岩が洗濯板みたいになっているここは、かなり歩きやすいほう。
砂地の部分は足をとられやすいので、岩の上に乗って調子づいて渡り歩いていると、大きな割れ目で先へ進めなくなったり、見逃していた水たまりにハマったり、小さな失敗を繰り返しながら進みます。
それでも、振り返ると「馬の背洞門」からけっこう進んできましたね。
目標にしていた城ケ島灯台が近づいてきました。
望遠レンズだとすぐ近くに見えるのですが、岩場を抜けて、灯台の足下に辿りつくにはもうひと汗かく必要がありました(苦笑)。
城ケ島灯台直下です。
薄曇りの天気は熱中症を避ける上では有り難くはあるのですが、やはりこの景色は青空バックで撮りたかったですねえ。
灯台下の商店街は、いい感じの鄙び方です。お土産屋さんも食堂もそれなりにお客さんを集めていて、良き哉良き哉。
わたしは虎の子の「みさきまぐろきっぷ」食事券をここでは使わずに、もう少し温存しました。
城ケ島から三崎港へ、目と鼻の先に見えている対岸ですが城ケ島大橋を渡ると随分遠回りなので、渡船で近道して向かうことにします。
渡船場わきには立派な釣り堀が営業中で、お客さんもちらほら。
でも、釣り堀では物足りないという釣り人さんたちも少なくないみたいで、岸壁で思い思いにキャスティング中(船上から撮って、手前で渡船の手すりがボケています)。
船上で10分ほど待ち合わせた後、三崎港に向けて出発。
5分ほどで、三崎港の一般行楽客用市場うらりマルシェ(青屋根の建物)前に着岸。
ああ、この写真は乗った船が着いたのとは違うタイミングで撮っているので船影がありませんが、背景でぼけている黄色い船の後ろが渡船の発着場所です。広くない岸壁ですが器用に発着していて、流石の操船でした。
「みさきまぐろきっぷ」は好きなお店で食事やショッピングができる(注:メニューや土産品はたいていあらかじめ指定)ので、この辺りでしっかり使っていくことにしましょうか。
うらりマルシェ前の、きれいなガクアジサイの植え込み。
というところで、今回はここまで。
今回は京急線の駅に到達できませんでしたが、京急フォト散歩のカテゴリーの記事に入れて番外編ということにいたします。次回、ようやく三浦海岸駅を目指せそうですね。
使用した機材:K-3III, DA15, DA20-40, DA55-300