京急泉岳寺 界隈

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北品川駅から始めた京急沿線散歩、不定期連載で目下のところ京急本線をひと駅づつ南へ進んでいますが、今回は番外編で少しセットバックします。

北品川から逆方向、北向きにひとつ進むと品川駅で、新幹線を含むJR線との乗り換え駅となる、言わずと知れた京急本線のターミナル駅です。しかし、京急線利用者以外にはあまりピンとこない事実ですが、京急には品川のさらにひとつ先に駅があります。それが今回訪れる泉岳寺駅です。

泉岳寺で京急は東京都営地下鉄・浅草線と接続し、多くの列車が直通運転します。浅草線の方から見ると、東京の北東部から南下してきて、泉岳寺で五反田方面(こっちが本来の浅草線)と京急線・品川方面に枝分かれする格好ですね。では品川ではなく泉岳寺が京急本線の本当の終点なのかというと、そういうわけではなく京急本線はあくまで品川が終点。品川・泉岳寺間は支線とされているようです(これ豆知識ね)。

前置きが長くなりましたが、今回は京急線北端の泉岳寺駅から、初詣を兼ねて高輪・泉岳寺を訪ねてきました。

都営地下鉄線と京急線が併記された出口から地上へ出ます。
私鉄の終着駅という趣は無く、単なる地下鉄の駅のひとつ、という感じですね。

泉岳寺駅

早速泉岳寺へ、と行きたいところですが、せっかくここまで来たので、すぐ近くの京浜急行電鉄本社ビルを拝んでいきましょう。近いうちに横浜に本社移転する予定だそうですが、今はまだここが京急の経営本拠地です。

京急本社

で、いよいよ今回の目的地の泉岳寺です。赤穂四十七士が眠る墓所があり、鉄道唱歌にも登場する全国的に有名なお寺です。

泉岳寺正面

都心にありながら閑静な境内。ありゃ、絞りを間違えてピントが全然合ってない(泣)。

境内

赤穂義士の墓所はこの先。この日も数多くの人が訪れていました。
墓所入口

義士の墓前には、今でも献花・供物が絶えません。不勉強な私はこの日初めて知りましたが、浅野公と奥方のお墓も、この墓所に並んであるのですね。

赤穂義士墓所

義士の墓石が並び、お線香の煙が静かに立ち上っています。写真の突き当たりの囲いの中が大石内蔵助さんのお墓。

ところで、葬られている義士の戒名の頭に刃の文字が見えます。やはり自刃なさったからなのでしょうか。大昔の方々とはいえ、複雑な気持ちになりますね。ご冥福をお祈りいたします。

まだ1月上旬ですが、境内では梅の花がちらほらと咲き始めていて、なんかほっとしました。

梅の花

というわけで、京急沿線散歩番外編・泉岳寺の巻でした。

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