京急線フォト散歩を振り返る(2)

京急線72駅を訪ねてみたわけですが、中でも強く印象に残ったフォト散歩を振り返ってみましょう。

とはいえ、ベスト5とかベスト3とかキリの良い数に絞り込むのが難しく、さんざん迷った挙句にオリンピックの入賞と同様に上位6駅をなんとか選びました。順番は付け難いので順不同ということで始めます。わたし的に思い出深いフォト散歩はこちらです。

安針塚(2017.10.9)
横須賀の山間というか谷間というか、ひっそりとある小さな駅です。何が思い出深いかというと、ろくに下調べをせずに「せっかくだから、駅名にしたがって安針塚(三浦按針の墓)を訪ねてみよう」と安直に出かけたのが間違い。しっかり山登りをするハメになりました。

知らないというのは恐ろしいものです。初出時にはこう書いてます「高けーっ。眺めすげーっ。つーか今、あの谷底の街から来たのかよ。どんだけ登ったんだ、俺!」
とはいえ、一生懸命登った甲斐あって塚山公園にある安針塚に手を合わせることができたし、按針塚駅からこの公園まで登った後、一気に隣の逸見駅に下った爽快なフォト・ハイキングは、忘れられない経験となりました。

八丁畷(2017.2.12)
京急川崎駅前の繁華街を抜けて、いつのまにかドヤ街に入りこんで独特の雰囲気に気をとられ、街角をあれこれ撮り歩いていましたが、辿り着いた八丁畷駅で目が覚めたというか、驚いて我に返ったというか。
初出時「この駅はどうなってるの?」

京急線とJR鶴見線の支線が独特の接続方法で交わる駅の珍しい構造に、すっかり魅了されてしまいました。駅自体が面白い、というこれも貴重な経験でした。

小島新田(2021.2.13)
わたしの中に眠っていた「鉄」ごころを刺激されたという点では、小島新田も思い出深いです。駅の周りをあてどなくぶらついて大きな跨線橋の上に出たところ、目の端で何かが動き出すのを偶然捉えて、なんだかわからないけど、たまたま望遠レンズが付いていたPENTAX KPを向けてとりあえず撮ってみたのがこれ。

小島新田で何かが降りてきたのだと思います。JR川崎貨物駅からやってくるタンカー列車を跨線橋の金網越しで捉えたこの写真は偶然なかなか構図も良くて、わが永世ビギナーとしてのパッとしない写真歴の中で、屈指の1枚になったと自己満足しています。降りてきた何かはあっという間にいなくなりましたが(笑)。

この調子で続けると記事が長くなりすぎますね。
残り3駅は次回ということでちょっと引っ張りましょうか。

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