五山送り火

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ちょうど8月16日の夜に仕事で京都にいたので、生まれて初めて五山送り火を見物して、少し写真も撮ってきました。

幸い、昼間の猛暑に比べてある程度落ち着いた気温になったことと、大混雑でカメラが構えられないという恐ろしい評判を聞いた出町三角州界隈ではなく、広い京都御所に陣取ったこと、などが幸いして、見物・撮影の環境そのものは快適で古都の晩夏の風情を満喫しましたが、

写真の方は、夜に望遠レンズで炎を撮る、というのは、私には難易度が高かったです。

ピントが合わせられず、というかどう合わせればよいかわからず、一脚を持参して慎重に撮ったのですが手ブレも防げずで、一番ましな写真を選んでこの程度。

撮影の顛末を記しておきます。
翌日に聞いたら、出町柳や渡月橋あたりではほんとに身動きできない人出だったようで、点火は午後8時からなのですが、数時間前から陣取りする人も多数だったらしいです。しかし御所の建令門前は7時前でもまだ閑散としていました。

ここから見ると正面の山の左斜面に右大文字がかすかに見えています。(大文字がどこにどう見えるのか、想定外の遮蔽物がないか、暗くなってからではわからなくなってしまうので、明るいうちにロケハンしておくのは大事なこと)

送り火とは関係ないですが、この少し前、わりと雰囲気ある日没が撮れました。鞄に念のため入れてたHD DA20-40mm limitedが無駄にならなくてよかった。

ようやく点火時刻。こんな感じで火が灯りはじめます。

この頃には、もちろん御所もけっこうな人だかりになっていて、皆思い思いに送り火を眺めたり、スマホで撮ったりしてます。宗教行事なので、花火見物とは違って、少しだけ遠慮がちで敬虔な雰囲気が漂ってるような気がします。

カメラの前を遮った人影を、題材に使わせていただきました。

こんな感じで、あまり満足できる写真は撮れませんでしたが、見物客としては十分に晩夏のイベントを楽しんできました。

こういう夜の撮影についても、場数を踏んでだんだんと初心者脱出をしていきたいものだと思います。まずピントと手ブレだよな、といつも同じ反省を口にする私。

最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

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