新春 銀閣寺

旧サイトから記事を転載したため内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
正月の京都旅行、それほど天気が良くなかったのですが、今回の主題は「パナ・ライカとLモノクロームで撮る京都」なので曇天はさほど気になりません。初詣とは別に何処へ行こうか、と考えて出向いた先は銀閣寺こと慈照寺でした。

いわゆる銀閣です。

池の水面に銀閣全景を映すことにこだわった結果、ちょっと白い空の面積が大きくなり過ぎたなと反省しつつ、続いて絵葉書的な構図で、もう1枚

個人的な感想としては、銀閣はモノクロで撮ると割とつまらんな、と(爆。
私の写真がヘボだというのは100%承知した上で、これはやはり「あえてカラーで撮って、水墨画のような色の無い世界を感じさせる」狙いの方が面白いのではないか、と私は思いました。

だからといって、上の写真、RAWからカラーで現像し直して君の狙いとやらを見せてもらおうか、というフォトハラのツッコミはやめてください(泣)。

なぜ銀閣は銀箔が貼られていないのか、子供の頃誰でも一度は気になったのではないでしょうか。一度貼られた後に失われた説、貼る予定だったが主導した将軍の死や資金難で断念した説など諸説あったようですが、現在では、これまで一度も銀が貼られた事実は無く、もともと貼る構想も無かった(そもそも室町時代に建てられた時には「銀閣寺」ですらなく、慈照寺を銀閣寺と別称するようになったのは後世・江戸時代に入ってから)ということで落ち着いているそうです。

その銀閣よりも、写真的には私はこういう方が面白かったです。


山の中腹からの銀閣。絵葉書的な構図でなければ、これはこれで面白いと感じる・・・うまく説明できませんが。

出口近くの茶店で、枯れて僅かに色味の残る竹林と赤い傘。これは最後にカラーで載せておきましょう。

ということで、Lモノクロームで銀閣寺を撮ってみた、の巻でした。
京都編、もう少し続きます。

タイトルとURLをコピーしました