只見線撮影行 反省会

いきなりですが、タイトルで反省会と言いつつ、愉しかったな、また行きたいなと思うばかりでたいして反省はしておりません。はい。

帰京してからはまたごく普通の慌ただしい日常を送っています。変わったことと言えば、土産に買って帰ったこの手ぬぐいを居間の壁に貼って折に触れて眺め、ニコニコと思い出に浸るようになったことくらいでしょうか。

なかなか良いでしょう? 地元只見町の企画会社メーデルリーフさんが製作された只見線応援グッズで、只見駅の近くで臨時のテントを出して販売されていたのを買い求めました。堂々とJR東日本さんの商品化許諾済みの公式グッズです。手ぬぐいに描かれた各橋梁の正確な側面スケッチを眺めると、現地の様子が活き活きと記憶に蘇って感慨もひとしおです。

手ぬぐいには只見川に掛かる第1~第8の”ナンバー橋梁”が描かれていますが、このうち今回の3日間では第3橋梁と第5橋梁では旅程組みの都合で撮影する機会が作れませんでした。昨秋に第3橋梁は一応撮ってますが第5橋梁を撮り損ねたのは残念と言えば残念。

その代わりにというべきか、只見川以外に掛かるいくつか(大川、滝谷川、夏井川、真奈川)の橋梁は撮り歩くことができました。あとこうした”ノンナンバー橋梁”のメジャーどころでまだ撮れてないのは大谷川橋梁、塩沢川橋梁、叶津川橋梁あたりかな。

そうやって「全橋梁コンプリート」を夢想するはもちろん楽しいのですが、秋と初夏の2つの季節に都合わずか8日間撮り歩いてみた拙い経験からではありますが、自然に抱かれた只見線沿線は、季節や天候や光線の角度によって全然表情が変わるので、同じ場所で同じように撮っても毎回違う写真になります。だから「まだ撮れてない」只見線は無限にあるわけで、要は反省してないわたしの言いたいことは、

まだ全然撮り足りない

ということであります。

さらに言えば、只見線は橋梁写真じゃなくても、いや只見線すら抜きにしても、かの地には十分に見ごたえ・撮りごたえのある風景・風物が数多くあることがわかってきました。いろんな季節に只見線だけに拘らずいろんな場所へ、奥会津を旅したい気持ちが今回でますます高まりました。

只見線の列車が登場しなくても十分に魅惑的な奥会津の初夏でした。

最後に備忘録的に一連の撮影行についての気づきを順不同でメモしておきます。

◼️駐車場問題
・事前予想を越えて駐車スペースがしっかりとあって助かった→滝谷川、第7、第8
・駐車場所の確保が微妙→第6、(撮ってないけど見た感じでは)第3、第5、叶津川
◼️トイレ問題
・トイレが使える場所をしっかり調べておかないとヤバい
・特に只見駅~会津川口駅間で撮り歩く時は要注意
◼️橋上問題
・寄岩橋、上井草橋、(撮ってないけど)四季彩橋、歳時記橋では、完全に車道上でクルマの通行を邪魔しながら撮ることになる。危険予知とマナーと展開撤収のスピードが大事
◼️お休み問題
・奥会津では「アテにしていたお店が開いてない」ダメージがしばしばあるので注意。柳津、宮下の某食堂、田子倉レイクサイドビューなどで遭遇。
・対策として、常に飲み物とカロリーメイトは携行するようになった。
◼️お日様問題
・何日の何時ごろお日様は何処に居て、その結果ねらった撮影地で太陽光はどう差すのか、または差さないで日陰になるのかは、事前に掴んでおくこと。さもないと貴重な撮影機会に無駄に強い逆光下や黒くつぶれた山影の中で撮る羽目になる。
・私が重宝したサイトはこちら

日の出・日の入り時刻・方角マップ
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◼️お天気問題(「問題」ではないけど)
・山の霧と川の霧は出ると写真としては有り難いが、出すぎると写真にならない。どこでどのくらい出るか予想して先回りした上で、お祈りするしかない。
・あと風も。完全に凪いで綺麗な水鏡になっていても、ものの数十秒で風が吹いてきて崩れてしまうこともよくある。構図を決めてカメラを構えたら、これもお祈りするしかない。
・今回、霧の神様には冷たくされたけど風の神様は割と優しかった。
◼️レンタカー問題
・郡山でレンタカー借りる時は、他はスイスイでも郡山市街ではけっこうな渋滞に嵌るリスクが常にあるので注意。
・あと、磐越道郡山~会津坂下はそこそこアップダウンがあってガソリン車だとけっこう燃料を食う。残量ヤバ目の時は念のため高速乗る前の給油が吉。

以上です。いつもに増しての駄文にお付き合いいただき、ありがとうございました。

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