再び江ノ電で (3)極楽寺・大仏など

江ノ電に乗って年末のひとり遠足。江ノ島を後に極楽寺にやってきました。

鎌倉の極楽寺は、いろいろなコミック・ドラマ作品の舞台となってきたことで知られていますね。わたしにとっては、比較的新しいもので「海街diary(吉田秋生 2006-2018)」、うんと時代を遡ると「俺たちの朝(NTV系ドラマ 1976)」の駅ですね。そう、極楽寺はオッス(勝野洋)とチュー(小倉一郎)とカアコ(長谷直美)が住んでいた街です。懐かしい。

70年代のドラマへの郷愁を込めて、極楽寺の写真はちょっとRAW現像の仕上げを変えています。セピアではありきたりだしPENTAX「里び」では寂しすぎるので、自作プロファイル「ほのか」風で。
「俺たちの朝」の聖地となって若者の訪問が殺到し、当時廃線が内定していた江ノ電が息を吹き返す直接のきっかけになったという話は、都市伝説ではなくどうやら事実のようです。

わたしも学生時代に関西から上京して一度来てみたいと思っていたひとりですが、なぜか今回初めて訪ねて来るまで、実にうん十年の月日を要しました(苦笑)。

さすがにドラマのシーンの詳細はほぼ記憶に無いのですが、タイトルバックで極楽寺駅わきのこの坂道を主人公たちが降りてくるシーンがあったはず、とぼんやりと記憶しています(違ってたらごめんなさい)。

駅のそばにあった、由緒ありげな地蔵堂。なんかいい感じでしょう?

極楽寺駅から隣の長谷駅まで歩いてみることにしました。
途中「星の井」などを写真に収めつつ、坂道を下ります。

「ほのか」風はこれくらいでいいか。

長谷駅近くの住宅街でこんな小洒落たアパートメントを発見。

サーフボード置き場が併設されているということは、そういう人向けに用意された住まい(ひょっとするとゲストハウス?)なんでしょう。左手前の部屋は乾燥室だったりするのかな?
鎌倉/湘南らしい風景だなあと感心しました。

※追記 共用サーフボード置き場がある賃貸アパート、と判明しました。とある不動産屋さんの広告によれば25平米ワンルームで7万円/月前後の賃料(2023.1月現在)でした。うむ。

ほどなく、江ノ電の長谷駅に到着。

長谷まで来れば、大仏様にお会いして帰らないわけにはいかないでしょう。
当然、高徳院まで足を延ばします。

実は鎌倉の大仏様を拝みにくるのも初めてなわたし。

お天気が良くて、存分な光量でご尊顔を写せて良かった。空の蒼さが有難さを高めてくれました。

鎌倉の大仏様は、14世紀に大仏殿の建物を消失してその後はずっと露座しておられる銅造の仏様です。周りの様子がわかる全景の写真も載せておきましょう。

最後はおまけです。
今回は江ノ電散歩のはずでしたが、引き上げる際には江ノ電ではなく江ノ島から湘南モノレールを使う掟破り(笑)をしました。

だって、モノレール乗ってみたいじゃないですか。

乗ってみてわかりましたが、湘南モノレールはアップダウンと大きなカーブが多い上に、珍しい「懸垂式」なのでブランコのように左右に車体が振られる感じも味わえて、けっこうな「ジェットコースター感」があります(公式のサイトでも取り上げてPRされています)。私の感想としては、先頭車両で前方を見ながら乗るとコースター感3割増しで愉しめるので、江ノ島観光の行きか帰りに試してみるのは是非おすすめしたい。

あ、モノレールは片道でお願いします。もう片道は江ノ電でよろしく(笑)。

道中の写真を撮り損ねたので、ターミナルの大船駅で折り返して発車するモノレールの雄姿をカメラに収めておきました。

というわけで、今回の江ノ電+モノレールでの鎌倉・江ノ島散歩の記事はこれでおしまいです。
最後まで見ていただいて、ありがとうございました。

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