只見線 2023初夏 -2

第2日の朝、早起きして空を眺めるとまだ雲が晴れておらず見通しが利きにくい状況でした。あらら。

これでは始発列車が第一只見川橋梁(会津桧原ー会津西方間)を通過する時刻には有名な山の上の「第一橋梁ビューポイント」は雲の中だろうと見限って、川岸の「船着き場ポイント」に一縷の望みを託して向かいました。

その結果の写真がこちら。
6:04第一只見川橋梁 会津若松行き(左方向)422D

DA50-135です。かろうじて橋梁と列車の影が半分くらい見えますがいかんせん霧が濃い。風景が色を失って水墨画っぽいなと感じたのでモノクロで・・・って、昨日の夕方の写真と同じことを言ってますね。2日続けて水墨画写真ですが、まあこれはこれで面白かった、ということにしておきましょう。

因みに、同じ時に撮ったGF10での写真(これはカラー 笑)もご参考までに。

霧に包まれた「船着き場ポイント」を後に、河畔大志集落(会津中川-会津川口間)を撮りに向かいました。国道沿いの「かねやまふれあい広場」から只見線の線路越しに只見川と色とりどりの屋根の大志集落遠景が狙える撮影地として、ここも有名です。

7:06河畔大志集落 会津若松行き(右方向後追い)424D

レンズはDA16-50。ここでは類似の写真を通算で3回撮ってて残念ながらいつもお天気に恵まれてませんが、今回が一番水鏡に表情がある絵になったのが収穫です。

たまにしか来れないわたしが日中に5往復しかない只見線の列車の写真をたくさん撮るには、撮れた写真を眺めて手応えと反省に浸るのは後回しにして、一箇所撮ったら、ハイ次、と分刻みでどんどん動いていく綿密な行動計画が欠かせません。

ハイ次。狙いは第六只見川橋梁(本名-会津越川間)です。
ここでは列車の到来まで少し余裕があったので、橋梁と本名ダムの硬派な風景を眺めつつ、あれこれと気の向くまま暇つぶし撮影に興じました。

ダム・橋梁全景。スカッと青空なら引いて全景というのも悪くないんだけど、この曇り空ではいまひとつかなあ。

かといって、この中からどこかを切り取るというのも、なかなか難しいなあ。

考えがまとまらないまま、橋梁・ダムを背景ボケにして野の花撮りに逃避。

橋梁に背を向けて引き続き逃避。電源施設を背景に田畑と野の花。

結局、良いアイディアが出ないままに列車到来の時刻となる。

7:51第六只見川橋梁 会津若松行き(右方向)424D

DA16-50mm。ダムや橋梁トラスの迫力ある建造物は一部を切り取ってしまうには惜しくて結局全景。もうちょっと水鏡っぽく撮れると期待したのだけれど中途半端に終わる・・・。次来る時にはどうしてくれようかなあ。

しかし、ゆっくり反省する暇は無く、すぐに徒歩数分の本名駅へ向かう。あと20分もしたら小出行きがやってくるので、「集落の中の小さな駅+只見線の列車」の絵をものにする算段。

本名駅をはじめ只見線の駅の多く(36駅のうち29駅)が無人駅です。しかしホームも駅舎内もきれいに清掃され、随所に花が飾られて綺麗に整っていて人の手が良く入っているのだと感じました。

民家がすぐそこまで迫るホーム上です。写真奥が只見・小出方面。駅名標の隣の小さな建屋が駅舎・待合室です。

駅のすぐ隣にある踏切脇に回って、集落の中を抜けて列車が近づいてくるところを狙います。

8:19本名駅東の踏切 小出行き(手前方向)423D

駅に停車中の列車を背景ボケにして、線路わきの花を撮る。
さきほどの、”ダム・橋梁前で野の花”の影響を受けていたかも(苦笑)。

朝から随分動き回ってきた気がする割に、まだ朝8:20分です。只見線撮影行はなかなかハードですね。

そして息つく暇もなく次です。ここは少し時間がタイトなミッションです。
30分後に第四橋梁を列車が通過するのを狙いたいですが、間に合いますかね?

というところで、随分記事が長くなったので今回はここまで。
次回、首尾よく間に合えば第四橋梁でお会いしましょう。

To be continued…

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