只見線撮り歩き7 早戸・柳津など

前回までであらかたのネタをご覧いただいた”只見線を3日だけ撮る男”ですが、最終回はおまけの雑記です。

只見線には味わい深い無人駅がたくさんありますが、そのひとつ、只見川が間近に迫る早戸駅。

この駅、背後の高いところを走る国道から駅と川を俯瞰で撮れるともっと素敵だろうと思うのですが、安全に立てるスペースが無いのが残念。

早戸駅から歩いてすぐ、映画でも紹介された「霧幻峡の渡し」の船着き場。この時は無人で霧は無く、川面が静かに澄んでいました。

これは柳津町の虚空蔵菩薩・圓蔵寺の苔むした境内。わずかに差す陽光の作る陰影が美しい。

その圓蔵寺の本堂から望む柳津の街。只見川の流れと赤い橋が印象的です。

このお寺は断崖の上に建っている姿自体がなかなかの見ものです。桜や紅葉の季節がことに良いのだそうですが、それはまた別の機会にとっておきましょう。

ただし、断崖上の本堂への参道の登りはけっこう厳しいです。わたしはズルをして裏手の駐車場から逆に降ってきたのですが(笑)。

余り写真をざっと紹介する意図なのですが結構たくさんありますね。

次は会津柳津駅。無人駅ですがなかなか立派な駅舎です。只見線再開通を機に地元の有志のみなさんが法被を着て駅に集まり、来駅した観光客をもてなし、列車の乗客に手を振ってくれています。

会津川口駅もホームのすぐそばまで只見川が迫る風光明媚な駅です。

年季の入った会津宮下駅の駅名標。

これらの写真でおわかりのように、せっかくの只見線沿線の旅で、撮るだけじゃ申し訳ない。時刻表とにらめっこして検討した結果、片道約1時間の会津柳津~会津川口間を往復乗車してみたわけです。過疎の路線に少しでも運賃貢献しよう、車窓からの写真もバシバシ撮っちゃおう、俺ってなんて冴えた思いつき!と悦に入っていたのです、乗るまでは。

乗り込んだら、再開通で話題になってわたしのようなニワカ乗客が押し寄せたみたいで、往復ともなかなかの込み具合。上の写真は往路でまだ車内や車窓の写真をいくらか撮る余裕ありましたが、復路は山手線なみに混んでて動くこともままならず大変でした。通学の高校生はちょっと迷惑顔でしたね、許しておくれ。

というわけで、わずかに2泊3日の滞在でしたが、ブログの記事7回分もの写真をしっかり撮り歩かせていただきました。”只見線を3日だけ撮る男”最後の写真は、2泊お世話になった柳津温泉の「花ホテル 滝のや」さん。

清潔で安全でリーズナブルな温泉宿で、にわか撮り鉄のおじさんの心をしっかり掴む良いお宿でした。次回はもう少し余裕のある日程で来て、会津川口以遠の只見・小出方面まで遠征してみたいものです。

さて、ここまで長々と続いた記事にお付き合いいただき、ありがとうございました。

使用機材:K-3III, HD DA*16-50mm, GF10,LUMIX G12-32mm

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