只見線撮り歩き1 第一只見川橋梁

映画「霧幻鉄道 ~只見線を300日撮る男~」に感動した永世ビギナー写真愛好家のわたくしが、休暇をとって奥会津に往き、腕前もなにも弁えず3日間だけ只見線沿線で写真を撮ってきました、という話です。いわば

只見線を3日だけ撮る男

ということで、今回から何回か、駄文と駄写真を連ねることになりますのでお目汚しご容赦願います。

※只見線って何だっけ?という方はまずこちらから一読いただくと良いかも。

只見線ポータルサイト
全国屈指の秘境路線、只見線のポータルサイトです。福島県会津若松駅から新潟県小出駅まで36駅、135,2km。只見線全線復旧に向けた物語が動き出します。

何はともあれ、「行ってきました」という最初の写真は第一只見川橋梁の写真でなければ。
こちらです。

朝7時台に通過する小出行きを、第一橋梁北側のいわゆる「舟着き場ポイント」から撮りました。この日は当地の風物とされる川霧は出ませんでしたが山霧が悪くない感じで降りて、しかも小雨がちょうど良いタイミングであがって水鏡になってくれたので、まずまず雰囲気のある写真にすることができました。
撮影チャンスが限られる「3日だけ撮る男」としてはラッキーな部類だったのではないかと。

橋梁の反対側の山の尾根には、よりメジャーな撮影地である「第一只見川橋梁ビューポイント」があるのですが、この日この時は深い霧の中でホワイトアウトしていた可能性があります。こちらの舟着き場ポイントに回って良かったね、ということを、居合わせた静岡から来られた先輩カメラマンの方と話しました。クマ避けを兼ねて30分ほど雑談して、先輩からは只見線の撮影地情報をいくつか教えていただき、大変助かりました。

この舟着き場ポイント、桧原の集落から細い農道を見つけて入ってこないといけないので車でアクセスするのがそれなりに難しいと言われています。雨のせいでサブカメラで周辺の写真を撮ることができませんでしたが、この日の午後に只見線に乗車して第一橋梁の上から逆に撮った写真があるのでついでに載せておきましょう。

右側の岸の先の方に、ちょっと木立が途切れている場所が見えるのが舟着き場ポイントです(あくまで撮り鉄界隈の通称で、実際には舟は着かないと思う)。あと、日陰になってますが左手前の木陰にわずかに見えている岸辺が、先日NHKで放送していた中井精也先生が探してたどり着いたもう一つの撮影地だと思います、たぶん。

回避した「第一只見川橋梁ビューポイント」には、実は前日午後に訪問済みでした。撮影的には特筆すべきコンディションではなかったですが、一応は記念写真的なワンショットを撮っておきました。

昼下がりで順光の青空を期待したのですが、あいにくの曇天。只見川の水面も波立ってしまって水鏡も無しという状態でした。それでも十分に見ごたえのある絶景ですから贅沢は禁物ですね。一つ間違えば翌朝のようにホワイトアウト(推定)してしまうわけですし。いま気がつきましたが、この写真の方が「舟着き場ポイント」が良く見えていますね。

世間では道の駅・尾瀬街道みしま宿から徒歩数分で気軽に登れるビューポイント、ということになっています。しかし初めて登ったわたしの感想としては、けっこうきつい階段登山です。撮影機材一式背負っているせいもありますが、息はあがり太ももは悲鳴を上げるありさま。身体能力も人並みに整えないと撮影はままなりませんね。

サブカメラとして持参したLUMIX GF10でビューポイントの写真も撮りましたので載せておきます。

道の駅の駐車場から見える只見川の渓谷と歳時記橋。上記のビューポイントを知らなければこれだけでも十分に圧倒される絶景だと思います。

というわけで、こんな調子でしばらく只見線周辺での撮り歩き記録を連ねていきたいと思います。次回は第二橋梁あたりかな。

今回の使用機材:K-3III, smc DA*50-135mm, GF10, LUMIX G12-32mm

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