カレンダーを2週間ほど遡るので、季節の花の写真としてはピークを外してしまうのですが、国会前庭でハナミズキが見ごろだというのを聞いて散歩してきました、という記事です。今回のフォト散歩は、PENTAX K-3IIIと、HD DA20-40mm limited, HD DA55-300mmの2本のレンズを使っています。
霞が関の国会議事堂のわきに、結構な広さの庭園が整備されているのをご存じでしょうか。東京に住んでウン十年のわたしですが、恥ずかしながら今回初めて知りました。考えてみれば庭園とか緑地とかあって然るべき場所だし、下手な建造物があるよりも保安上好ましいのかもしれないですね。
最寄り駅は地下鉄有楽町線の永田町です。2番出口を出ると最初に見えてくるのがこちらの建物。
国会図書館です。調べものでお世話になったことがある人も少なくないのではないでしょうか。
その向かいには国会議事堂が堂々たる姿を見せています。随分むかしのことになりますが、上京してこの建物を初めて見た時の感想は「思ってたよりデカいな」でした。今でも見ると「デカいな」と素直に思います。
休日の霞が関にはほとんど人影は無く、通り過ぎる車も疎らです。静かな街で道路わきの新緑が目に沁みます。
2ブロックほど歩くと、憲政記念館に到着。
この建物に隣接する格好で、国会前庭(北庭)が拡がっています。
北庭でひときわ目立つのがこの時計塔。
今回は本来ハナミズキが目当てでやってきましたが、この時、咲き始めのツツジも綺麗でしたし、八重桜もまだ元気な姿でした。
そして、ようやくお目当てのハナミズキの木に到達。
日本各地で見られる春の花ハナミズキはもともとは外来品種で、国会前庭のハナミズキの木は国際親善のために公式に米国から寄贈された由緒正しいものなのだそうです。
時計塔をバックに、花のボリュームが豊かでうれしくなります。
花の後ろの無愛想な葉の無い枝が邪魔。・・・この枝には悩まされることになりますが、それはまた次回。