京急線フォト散歩 神武寺

京急逗子線、神武寺駅までやってきました。

駅看板も何も写せてないですが、神武寺駅です。いまさっき乗りこんだ隣の六浦と同じく相対式2面2線。

駅の改札口はこんな感じで・・・

こじんまりとした駅の「こっち側」は、六浦と同様に丘陵地帯の限られた平地に静かな住宅地が続いています。

すぐそばにあった神社です。このお社もまた丘の上。

階段を上った境内からの眺め。新緑が綺麗ですね。

この写真で、正面の丘の麓を京急逗子線が左右に走っているのですが、何か気が付きませんか?

さきほど、京急線の「こっち側」つまり丘のこちら側は静かな住宅地と述べました。
では「あっち側」は?丘の向こうに何やら立派な高層住宅が建っているようですが・・・。

実は神武寺駅には、逆側にもうひとつ出口があって「あっち側」には違う世界が広がっているのです。その出口がこちら。

上り線ホーム端にあるこの出口/改札口は一般の人は利用できません。構内踏切を渡って「こっち側」と行き来するのは自由ですが、「あっち側」を出入りできるのは米軍関係者に限られます。

さよう、この駅の「あっち側」には米軍施設(米軍関係者用の住宅)が広がっているのです。

ホームの上からは、少しだけその雰囲気を垣間見ることができます。
寄って撮れば、もう少し詳細な様子が写し撮れるとは思うのですが、おそらく推奨されない行動だと思われ、時節柄自重してこの程度にしました。

「あっち側」を撮れないこの収まりの悪い気持ちを静めるため、身体の向きを90度変えて、ホーム上から逗子・葉山方向の長い上り坂の直線路を望遠で撮りました。

一直線に並んだ京急1000系8両編成をぎゅぎゅっと圧縮し、退避中の保線要員のみなさんの姿と一緒に奥行きをもって絵にすることができて、そこそこに自己満足。列車を後追いで撮るのは邪道なのでしょうが、後追いでなければこの場所でこの構図は作れないので自分としては良しとします。

さて、ここで逆方向六浦方面を注意深く眺めると、さきほどの「米軍関係者改札口」の100メートルほど先に、こんなものが見つかりました。

京急線の上り線路に、左から合流してくる謎の線路。
しかもよく見ると、レール幅が京急線の標準軌とは異なる狭軌の線路で、合流地点から先は例の三線軌条になっているようです。

ともあれ、これで逗子線各駅は沿線フォト散歩コンプリートしました。

残る未踏駅に向かう前に、次回は京急線の神武寺~六浦~金沢八景区間を語る上で欠かせない「三線軌条渡り」の話をお届けする予定です。

※今回の使用機材 K-3III、DA20-40、DA55-300PLM

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