八ツ山の立体交差に備える(1)

タイトルは正確に言うと、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業 に備える」であります。

この事業が完成するとどうなるかというと、京急ファンの間では有名な、この風景が失われます。

品川駅の地上化、北品川駅の高架化、3つの踏切と八ツ山鉄橋が無くなるこの事業は、京急を愛する素人カメラ使いの端くれとしては捨て置けません。そこで我々取材班は、今回京浜急行の事業計画文書を入手し、その全貌を掴むことに成功しました。

八ツ山鉄橋と周辺の踏切がこの立体交差化で無くなってしまうのは、やはり間違いないようです。計画によれば完成は2029年度で、現在すでに該当工事期間に入っています。長期の事業・工事ですが、いつ周辺の立ち入り制限が始まるか、いつ鉄橋に被いがかかるか、予断を許しません。

ならば、そうなる前に撮っておかねば、ということで、10月のとある晴れた週末、撮り歩いてきたというわけです。

立体交差化されて様々な恩恵が地域に及ぶのでしょうから異論はありませんが、引き換えにこの橋も線路も踏切も、あと何年かで無くなってしまうと思うと、切ないですね。今回持参した機材はLUMIX DC-G99 と頼りになる2本のパナライカズームLeica DG12-60mm,Leica DG50-200mm。期待通りくっきりはっきり良い写りです。

今回は八ツ山鉄橋ランドマーク・メモリアル写真をしつこく並べてみます。




最後の写真、運転士席と鉄橋のトラスのわずかな隙間に、京急品川駅のホーム壁が小さく見えています。この高架駅も工事で失われて(移設されて)しまうことになるので、撮れるうちに撮っておいた方が良さそうですね。

というわけで、このまま北品川&品川の両駅に向かって、メモリアル写真を撮り歩くことにしました。

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