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リコーイメージング主催、小林義明先生のご指導による、新宿御苑での写真教室に参加しました。前回のつづきですが、今回は桜を敢えて外して「春をむかえた自然」をお題として撮った写真をアップしてみます。
講評の時にわりと褒めてもらえて、内心有頂天になった(笑)1枚。
望遠で一番近いタンポポにピントを合わせて、奥の群生をボカして明るい春を表し、手前に桜の花の散った暗い地面を配して奥行き感を強調。という意図の1枚ですが、その通り先生に解釈をいただいた上で「うまく撮れてるよ」とひと言お褒めの言葉。
初心者向けの励ましだと心得てますが、こういうひと言は忘れませんね。このワンフレーズであと5年くらい写真が撮れます(笑)。
木漏れ日の中の春の花(名前を知らない・・・笑)の群生。
春の花、一輪に寄って1枚。
花撮りの腕は、まだまだ全然だめですね。
小林先生から教わった基本のき、ですが、大きく一輪に寄る時には「どの一輪」を選ぶか特に気を付けろ、と。なるほど。
ピントや露出をきちんと合わせることもさることながら、元気で、形が良くて、傷んだり汚れたりしてない一輪を、しっかり選ぶことが大事です。上の一輪は、ちょっと「元気」が足りてないかも。あと、光と影の表情がきれいと思って撮ったんですが、仕上がってみると花の顔が少し暗すぎ。
望遠を使うと、背景を思い切ってぼかして「(春っぽい)色だけ使う」こともできる、と習いました。
今回は新宿御苑が非常に混雑していて、ワイドに撮るとどうしても人影が写りこみやすいので、それを言い訳にして、望遠で切り取ることにほぼ徹しました。しかし実は、標準/広角で自然を撮るのにやや苦手意識があります。そのへんもしっかり考えていかないといけません。
こちらは、ぬるむ春の小川の図。
シャッター速度を遅めにして水の流れのヌルっとした感じを表現し、かつ露出を落として光の当たったところを光らせました。
目の前の小川はもっとキラキラ光ってるように見えるんですが、この程度にしか光らないのはなぜなのでしょうか?露出が間違ってるんでしょうか?と先生に聞いてみたところ、
肉眼では連続して光を捉え続けるので、すごくキラキラしているように見えるが、カメラではその一瞬の光しか写しとれない。早いシャッター速度で撮ると特に。
ということなのだそうです。だから上記の写真は思ったより光らないと思うかもしれないが、そんなもんだよ、と。なるほど「そんなもん」なんだ。
というわけで、新宿御苑での「はじめてのネイチャースナップ」写真教室でした。通いなれた新宿御苑ですが、これだけ専ら花や森や池・川など「ネイチャー」だけを撮って歩いたのは初めてです。
貴重な学びの機会に感謝です。