お使い帰りに六本木ヒルズ散歩

世の中がなかなかアレですな。

大手を振ってカメラ抱えたおじさんがあっちこっち遊び歩けるご時世はまだ先のようなので、仕方なくアリバイ的に、都内お使いのついでにぼっち散歩して気を紛らわせています。

寄る辺なきわずかな時間のお散歩は、PENTAX K-3III抱えていつもの六本木ヒルズ。

この時のレンズはHD DA15mm F4 limited。軽くて小さくて写りに破綻が無くて、お散歩用に持ち出す超広角としてはたいへんに重宝します。

ただ、万能というわけではありません。かなり寄れるレンズですが、寄れるからといって無理やり後ボケを作ろうとすると、題材によってはボケ具合がなんだかなという感じになる、↓はやや残念な見本。反省してます。

レンズを付け替えてHD DA20-40mm F2.8-F4 limited 通称リミズーム。軽量ながらカッチリした写りの上に抜群のルックスなので、これもお散歩レンズとして持ち出すことが多くなるお気に入りの一本。

毛利庭園の水辺でちょっと試しに1ショット。

SSを少し落として水の流れを滑らかにする & 夕陽によるコントラストを主題としつつ暗部を潰さない、という意図での試し撮りでしたが、まずまず思い通りになりました。K-3IIIとリミズーム、頼りになる組合せかも。

ズーム幅が狭いですが、30mmを中心に少し画角の調整ができる標準レンズと割り切れば、むしろ便利に感じるくらいです。単焦点だと寄り/退きは「足で稼ぐ」ことが求められますが、このレンズだと少しだけ楽ができる(足で稼いだ上にさらに10mm分寄れる/退けるとも言える)。

望遠端40mmで 上空のPA・照明設備をシャープに切り取ったり(シャープなつもり)、

広角端20mmで、アリーナの空間の広さを表現したり(してるつもり)。

ただこのレンズは最小F値がアレなので、ボケが欲しい時にはさほど頼りにならないという弱点はあります。

そこで持ち出したのが、ボケ・クイーンことsmc FA77mm F1.8 limited。

ありゃ、いくらなんでも光線の具合が厳しすぎたか。そもそも背景を綺麗にボカせる距離で撮れてない失敗作になってしまいました。下手な使い方をしてクイーンには誠に申し訳ない。

綺麗なボケはまた今度ということにして、絞った時のこのレンズの端正な解像の具合を楽しむことにします。

折り重なる鋼構造物の奥行き感が良く撮れてる、と自分では思います。屋根の向こうに別の高層ビルが透けて見えているのも萌えます。

以上、内心で繰り言のようなボケとツッコミを繰り返しつつ、寄る辺なきおじさんのぼっち六本木散歩でございます。願わくば早くこのウイルス禍と残暑が去りますように。

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