新宿御苑ぶらぶら

久しぶりに新宿御苑まで来て彼岸花だけ撮って帰るのは勿体ない、というわけで、特にアテがあるわけではなかったですが少し撮り歩きをしました。

たとえばこれ。街路樹の足下などによく植えられている”わき役”的な植物ですが、御苑ではちゃんと名札がある”主役”扱いで、ヤブランという立派な名前が付いていることを知りました。

サイド光が作る陰影がアクセントになって、なかなか魅力的な姿で写ってくれました。

芝生の真ん中に頭を出したキノコ。

これには名札も何もなく、見掛け上はとても日当たりの良い場違いなところに頭を出してしまったインディーズのキノコです。なにやら愛らしくてつい撮ってしまった。

標準レンズに付け替えて、穂を出しかけたススキ越しに庭園風景。

池にかかる橋の上から、中の島の向こうにドコモ代々木ビル。

この変な(失礼)ビルは25階までが機械室などが入居するいわゆるオフィスビルで、そこから上はアンテナ設備の尖塔で、鉄骨に外壁を張り付けた構造物なのだそうです。御苑のどこから見ても目に入るノッポビルの姿には賛否あるらしいですが、わたしとしてはどことなく間抜けなその風情に免じて広い心で許容して眺めています。

園内をうろうろするうちに思わず1枚。

切り倒された木が無造作に積み上げられた一角に木漏れ陽が差しています。わたし、こういう「木漏れ陽が差して、林の中で1箇所だけ明るくなっている」シーンが異常に好きで、何の変哲もない林の中の風景ですがシャッターを切るのを我慢することができません。切り口に菌類が生えているのもポイント高い。

一方こちらは、まだ十分に色づく前のムラサキシキブの実ですね。
色づきがこういう状態でこの植物をまじまじと見るのは初めてです。淡い色がなんだか初々しい。

そのわきにあった別の植物。この実はしっかり黒く色づいているようですが、例によってその名を知らないわたしです。

久しぶりの新宿御苑散歩、ほんの2時間くらいでしたがしみじみと楽しかったです。

最後に御苑とは関係ないですがこの写真を。

御苑も久しぶりでしたが、新宿の歩行者天国も超久しぶり。コロナ以来どころじゃなく、冗談抜きで10年ぶりくらいで日曜の新宿通りを歩いたかもしれません。ていうかなぜそんなに足が遠ざかっていたのかが我ながらわからない。

というわけで、彼岸花を撮るおじさん、ついでに御苑から新宿ホコ天を歩く、の巻でした。

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