江戸東京たてもの園 1

というわけで、LUMIX G99とパナライカレンズで楽しむ”江戸東京たてもの園”です。

まずは前回記事でチラっと見えた下町中通りを巡りましょう。通りの正面にどーんと構える銭湯「子宝湯」がこちらになります。

東京・足立区に実在した銭湯です(というかこの園内、すべてがなんらか実在した建物を保存・復元しています。子宝湯をはじめ、この下町中通りは昭和初期の商店などが集められています)。

立派な建物外観だけでなく、内装も完全復元されていて入ったとたんに度肝を抜かれます。
番台わきから男湯(たぶん)脱衣所と浴室を眺めるの図。

高い天井の造りが豪華ですね。この時代の銭湯をリアルタイムでは経験していませんが、なんとなく昭和の銭湯ってこうだったよな、という疑似的な懐かしさを感じます。

浴場にはお約束の富士山の絵。
蛇口が現代風なのはどうなの?と思いましたが、注意書きで「カランから水が流れることがあるから注意」とありましたから、清掃用途などで、いくつかの蛇口を生きている状態にするために現代の水道部品を使う必要があったということでしょうか。

緻密に復元された荒物屋の店内。これは神田にあったお店だそうです。

並んでいる商品の品ぞろえ、陳列方法まで一切の手抜きが無くこだわり抜いて再現されているのが驚嘆に値します。

忠実に復元された店先から2階に上がる階段の狭さがリアルです。

こういう環境では、超広角Leica DG8-18mmが本領を発揮しています。持ってきてよかった。

おなじ時期、港区白金にあった乾物屋さん。店先でタバコも売っていたようです。

そしてこの乾物の品揃えの忠実な再現ぶりの凄み。

考えてみると、たまごをこうやって売っていた光景を、ぼんやりとでも覚えているギリギリ最後の世代かもしれません、わたし。店の奥に並んでいる品物は鰹節なんですが、お若い方は削られる前の鰹節自体をご存じないかも(急に謎の年寄りしぐさでマウントをとる)。

はあはあ、こうやって思わず撮ってしまった写真を順番に並べていくとキリがないです。まだまだネタは続くのですが、ここでいったん幕間としましょうか。

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