くりはま花の国

京急沿線歩きの一環で、ゴールデンウィークに横須賀市久里浜の丘陵地に広がる「くりはま花の国」を訪ねました。

横須賀・久里浜ほぼビギナーのわたしとしては、今回のフォト散歩に際して

1)丘の上から東京湾を展望したい
2)最盛期を迎えているであろうネモフィラを思いっきり撮りたい

という2つの期待があったのですが、果たしてどうでしょう?

1)東京湾展望について
順路総延長も高低差もかなりのものだという事前情報があったので、久里浜港側の入口から入ったわたしは、最高地点が「冒険ランド」バス停だと係の人に確認した上で、素直に園内バスを利用して登りました。

そこから「展望台」なるスポットへ案内図を頼りに歩くこと数分。”最高地点”からずいぶん降るなあと思いつつ、これで尾根が海に向かって突き出た部分に至るのだろうと期待して到着した「展望台」からの眺めがこちら。

なんも見えんやないかい!

周りの木が育ちすぎて、展望ほぼゼロ。やられました!

保険をかけて、降り道の最中で少し視界が開けたところから撮っておいてよかったぜ。


際どいところですが東京湾越しに房総半島まで一応は見通せて、”展望”気分が少しは満たされました。

久里浜~金谷フェリー航路方面の海を撮るには、この展望台近辺よりも、第二駐車場からハーブ園まで登る途中、木々の間から狙う方が格段に良いようです。(わたしはバスで通り過ぎてしまいましたが、車窓からは出港する東京湾フェリーの雄姿と目的地の内房方面がしっかり見通せました)

2)ネモフィラ畑満喫について
丘の斜面でポピーとネモフィラが見ごろを迎えていました。



わたしとしては、ネモフィラが見渡す限り視界を埋め尽くす、有名な ひたちなか海浜公園の花畑に似た風景があるかと期待していたのですが、どうも「くりはま花の国」のコンセプトは違ったようです。見頃が重なるポピーと一緒に植えて、青・白・赤・黄の華やかな花畑を作ろうということでしょう。

思惑が違ったのは、専ら私の方の事前の研究不足です。「花の国」さんの造園はこれはこれで花畑として「あり」だと思います。

作戦を切り替えて、マクロレンズや望遠レンズでネモフィラやポピーに「寄って撮る」ことに精を出しました。


GW中で、たくさんの鯉のぼりを空に泳がせる演出をしてくれていたので、これを絡める絵作りにも挑戦。相変わらず広角レンズの使い方はまだまだ下手くそですが。

写真愛好家のみなさんもそれなりに繰り出しておられましたね。愛犬と花とシャボン玉を絡めようと、持参のシャボン玉マシンを使って奮闘している方もいましたが、いささか風が強くて苦戦しておられ気の毒でした。

というわけで、事前の思惑通りとはいきませんでしたが、なかなか楽しい花畑散歩ができました。

京急久里浜駅徒歩15分で遊びに行ける「くりはま花の国」、入場無料で手軽に楽しめる丘陵公園としてお奨めです。ただし、広さと高低差は半端ないので、ご利用は計画的に!

※今回の使用機材 K-3III、DA20-40、DA55-300PLM、SIGMA3.5/10-20、SIGMA50 MACRO

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