上野公園で無理やりの秋

目的地は国立科学博物館だったのですが、せっかく上野まで出掛けるので、帰りに上野公園を散歩して少しブログネタになる写真を少しでも撮ってこようと欲が出ました。たいした写真では無いのですが、せっかくなので写真散歩の様子を少しだけアップしてお目汚ししておきます。

上野駅の公園口を出てすぐのところにある大銀杏が綺麗に色づいていました。

朝のうちからなかなかの人波でしたが、多くは正面つきあたりの動物園を目指していましたね。

科学博物館前の並木。このへんは色づきはまちまちでした。

銀杏で言えば、公園南端の広小路に近いこの巨木がなかなかの迫力でした。

何気なく撮りましたが、SIGMA90mm DG DN F2.8というレンズはピント面の切れ味もボケ味もいいですねえ。

この日(11月下旬某日)あたりでは、上野公園はイチョウの色づきはまずますでしたが、他の広葉樹、例えばモミジ、カエデ、ケヤキといった木々の紅葉は今一つという感じでした。もともと数が少ないのか、まだシーズンが浅いということなのかわかりませんが・・・。

上野公園といえばサクラ。わたしは秋にサクラの葉が赤茶色くなって落ちてゆく風情がわりと好きなのですが、よほど環境が心地よいのか、ここのサクラの多くは葉がまだ青々としていて、ちょっとイメージに合いません。そんなことを言われてもサクラの方も困るでしょうが。

割といい感じに冬枯れつつあるこの木などはごく例外。それでも紅葉という感じではないんですよねえ。

これでは深まる秋をそれらしく味わうには今一つ・・・どうしたものでしょう。

そこで無い知恵を働かせて、実物がそうでなくても、写真の中で秋を深めてしまえば良いのではないかと思いつきました。去年の冬に自作したPENTAX「里び」風のプロファイルを使って、物寂しい秋の気配を演出してみましょう。

Panasonic LUMIX S5で撮った写真のRAWデータに無理やり自作「里び」風プロファイルをあてて加工するというのは、まことにデリカシーに欠ける話ですが、生来そういうガサツな人間なので広い心でお許し願いたく。

以下、上野公園11月末の風景「里び」風味です。

ガサツ者の雑な意見ですが、やってみたら思ったよりもいい感じに仕上がっているのではないか、とひそかに自画自賛しているのですが、いかがでしょう。

いちばん自分で気に入ったのは、寺院の大屋根を後ボケに使ったこの1枚です。

なかなかに風情のある上野の秋ではありませんか。
自作「里び」風、思ったより役に立つ子なのかもしれないぞ、と味をしめたわたしです。

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