ここ何年か、夏の暑さが度を超すと屋外での撮り歩きを放棄して空調の効いた室内でうろうろできる羽田空港に出没するようになっております。
いままさにそのタイミングで、東京はいやはや暑いのなんの。これはたまりませんと京急に乗って羽田へGo! なのであります。
都営浅草線の某駅で待っていたら運よく”快特”という最優等列車がやってきたので、品川から先はノンストップで羽田空港第三ターミナル駅に到着しました。
このときは何気なく撮ってますが、手前の柱に”Tokyo National Museum”のPR広告が巻き付いてますね。インバウンド観光客向けだと思いますが、上野の国立博物館が羽田でけっこうなボリュームの広告を打ち出しているのを、後から意識することになります。
とにかく暑さが厳しいので省力化軽量化に徹して、今回手にしているのはPanasonic LUMIX GF10と純正の12-32mmズームです。
さて、羽田空港の3Tといえば、一昨年のコロナ禍真っただ中の時にも訪れています。あの時はなんとも無惨だった。
当時、国内線の1T/2Tは曲がりなりにも「生きて」いる感じでしたが、国際線の3Tはひっそりと静まり返っていて悲しみが漂っておりました。
それと比べれば、現在の3Tは随分と「復活」した印象です。
なにしろ2年前はこの広いロビーに人影が全くないという、恐ろしい光景でしたからね、なんかホッとしますよ。
お土産/飲食の江戸小路もまずまずの賑わい。わたしには東アジアの人はほぼ日本人に見えてしまうので思い切り雑なあてずっぽうですが、外国人客の比率1~2割くらいかなあ。
最盛期/最盛時間帯はこんなものじゃないんでしょうが、チェックインカウンターもそこそこの稼働状況のようでした。
「はねだ日本橋」の辺りも人の流れが絶えません。とにかく「あの時」の印象が強烈だったので、なんども言ってますが本当にホッとしたというのが偽らざる感想。
これはエアラインやさまざまな空港施設など、羽田空港の空と地上で働く職員の人たちの姿をフィーチャーした”We Are Tokyo”というある種のインナーブランディング広告。観る人によって印象はいろいろかもしれませんが、わたしはなかなか好感を持ちました。
外気温36度越えなので、間違っても炎天下の屋上に出て空港内の機影撮影をしよう、とか考えもしませんでした。ひたすら冷房の効いたビル内の区画だけをうろうろする怠惰なわたし。
一番活気があったのは到着ロビーかなあ。目とカメラに映るのはビジーな「通常運転」に戻りつつある羽田国際空港の姿でした。
それにしても、題材や構図、演出へのこだわりとか全くなく、何も考えずに歩いてシャッター切ってという写真ばかりなのは、何年も写真ブログ続けてるわりにいかがなものか。などと反省して悔い改めるには、今の東京は暑すぎるのでした。ここしばらくはとにかく撮ってくるだけで精一杯。
さて、今回の羽田訪問は、こうして元気を取り戻しつつある3Tを撮る、ということのほかに、もうひとつ狙いがあるのですが、それはこのつづきで次回、ということで。