摩耶山 掬星台の夜景

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8月に仕事で神戸に行ってきたので、例によって早めに前泊入りして写真散歩をしてきました。

Panasonic GX7mk2を手にして今回向かったのは、夜景の名所として知られる摩耶山の掬星台(きくせいだい)。

で、どんな首尾だったかというと、こちら。

なかなか見事な大阪湾の夜景を堪能することができました。ちょっと水平がおかしいように見えますが、それもアクセントになっていると思いたいので、修正せずそのままにしてあります。

掬星台は神戸を東西に貫く六甲連山の中ほど、摩耶山上にあり、市内にいくつかあるナイトサイト・スポットの中でも1,2を争うメジャーどころです。
当然夜景のシャッターチャンスを求めて行ったわけですが、もうひとつの狙いは避暑。なにせ猛暑の8月でしたから、少しでも涼しい場所で楽しもうと(笑)。

三宮から市バスで20分ほどで摩耶ケーブルの乗り場に到着。ここまで、バスはかなりの急坂を頑張って登ってきました。

神戸港の海抜がゼロメートル。そこから少し上ったダウンタウンがおそらく標高10メートル前後でしょう。係の人の話ではこの駅が標高139メートルだそうですから、その標高差130メートルを、バスで登ってきたことになります。

ここから先は、バスからケーブルカーにバトンタッチして、標高451メートルの中間尾根にある「虹の駅」まで登ります。

さらに「虹の駅」で、谷を越えるロープウェイに乗り継いで摩耶山上の「星の駅」標高610メートルに到着
#乗り継ぎで慌てて、ロープウェイは写真を撮りそこないました!
摩耶ケーブル・ロープウェイについては摩耶ビューラインのサイトをごらん
ください。

夕方の三宮は昼からの猛暑が衰える気配が無かったですが、日没前の夕方6時半前後にロープウェイ「星の駅」に到着したら寒暖計は25度を指していて、実に快適でした。避暑登山、大正解(って、自分の足では全く登ってませんが)。

「星の駅」のすぐそばに掬星台と名付けられた広場と展望台があって、日没前後の神戸市街と神戸港の眺めはこんなんでした。

目を左方に転じて、大阪方面。

薄日はあるものの基本的に曇天で、陸も海も空も、マジックアワーというほどの輝きを見せてくれませんでした。でもまあ、夕立も無くこうして見渡せただけで、結構ラッキーなのでは。

この後、この日18:51だった日没を挟んで1時間ほどが、夜景撮影タイム。

もともと暗い標準ズームしか持ってきていないので、シャッタースピードが遅くなりがちです。三脚を持参していない私は、手振れ防止のために展望台の手すりにカメラを押し付けて固定し、シャッター動作でブレないように2秒タイマーを使って撮るなど、無い知恵をそれなりに絞りました。

・・・しかし、使い物にならないブレ写真を量産。また、ブレ問題以上に悩ましいのがピント問題で、どこにもピントが来ていない鈍い写真をこれまた気前よく量産。光量の少ないときのピント合わせ、鬼門です。

愚痴はこれくらいにして、それでも「ややマシ」に撮れたものを少し掲示させていただきます。冒頭の写真を撮った後、カメラを神戸港(ポートアイランド・神戸空港)方面に振って撮った1枚。

それより少し前、まだ暮れなずむ時間帯に大阪方面をより広角で撮ったもの。

この画角だと、空が広くなりすぎてしまい難しい。もっとカメラ位置を高くして狙いたいところですが、脚立もドローンも手元に無いし・・・(あたりまえか)。

構図、露出だけでなく、手振れ対策、ホワイトバランスや現像時の設定など、たかが観光名所からの夜景写真ですが、いろいろテクニック向上や工夫の余地が意識できて、面白いです。

以上、夏でも涼しく、なにより素晴らしい眺めの夜の掬星台からお届けしました。

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