このご時世 空港はどうなっておるのか(1)

梅雨の末期に、東京はひどく暑くなりました。強烈な陽射しが差してみたり猛烈なスコールが襲ってみたりで空模様が不安定な上に、とにかく急に気温が上がって、ただでさえコロナ禍の暮らしで体力が落ちている中、カラダがついていけません。

これはたまらん、写真の撮り歩きもちょっと考えないと健康に障るぞ、ということで、涼しく撮り歩ける算段を愚考しました。

そうだ、このご時世の東京で、羽田空港は今どうなっておるのか、というのを撮りに行くというのはどうだろう。これはちょっとジャーナリスティックで(?)城南都民の私には移動も楽で、何より空調が効いていて涼し気ではないか!

写真は3T上層階にある各国エアラインの機体デザイン展示コーナー。

何年か前にも同じ思考回路で羽田に遊びに来た記憶がうっすらありますが、思い出さなかったことにします。

というわけで、やってきました羽田3T(旧国際線ターミナル)。モノレールの3T駅前後は線路が大きく湾曲していて背景も拓けているので、カッコ良い絵が撮れます。

3T(第3ターミナル)という名前になってから来るのは初めてで・・・去年の1月にマレーシアから帰国した時が最後だから、かれこれ1年半ぶり。今、国際線の運航はアレなはずだけど、大丈夫なんでしょうか。

いえ、大丈夫ではありませんでした、やはり。

ズラッと並んだ欠航表示。ひと気の無い空港出発ロビー。手持無沙汰なカウンター職員。寒々しく、無残な感じがします。当事者・関係者の方にとっては無残では済まないでしょう、ほんとに大変なことになっています。

商業ゾーンのお店も大半がクローズ。

無人の”はねだ日本橋”。

なんつーか、言葉が無いですね。わずかに開いているお店もあり、来店客も全くいないわけではないのですが。

このあと展望デッキに出てみたら、飛行機見物に来た親子連れ、カメラ機材を抱えたおじさまたち(わたしもその端くれ)、ひとり佇む訳あり(かもしれない)若者などそこそこの人影があって、ちょっとほっとしました。で、飛行機を撮りました、という話は前回掲載したので割愛。

到着ロビーに降りてみると、ちょっとした賑わいがありました。東京オリンピック前夜ですから、その関係で来日する人の出迎えでしょうか。

右手前に見えている方のように、TOKYO2020のTシャツを着た関係職員やボランティアと思しき方々があちこちで配置についておられて、なんというか、大変だな、頑張っていただきたいな、と。

3Tはこれくらいにして、国内線ターミナルに移動することにしました。ターミナル間の無料連絡バスの運行は10分おき程度に減便されていましたが、便があるだけ有難い。

3Tを見て、ちょっと恐ろしくなってしまったわたしです。さて、国内線ターミナルはどんな感じなんでしょうか。つづきは次回。

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