久しぶりにタクマー(2)

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前回の「夕焼けだんだん」の前後に、PENTAX KP と タクマーレンズ(今回の写真は全てAuto Takumar 55mm F1.8ですね)で谷中を少し歩いて撮った写真を紹介します。

谷中銀座商店街の入口です。この日は梅雨入り前の貴重な晴れの日で、午後の陽がだんだんと赤く色づいてくる時間帯でした。

天気が良い分、少し暑かったですが(笑)、良い感じの光線をくれている太陽に文句は言えません。

住宅街の路地。谷中はこういう静かな落ち着いた風景も魅力のひとつです。

逆光でフレアが厳しい状態ですが、門扉から漏れるスリット光が面白くて撮りました。

通りの緩やかなカーブ沿って塀も曲がる、旧い町らしい一角。

肉眼では夕方の陽射しの照り返しで輝く壁が印象深かったのですが、私のウデではうまく再現できてませんね。

逆光になると途端に写りが覚束ないのはなんとも。

でもそれも愛嬌だと思って眺めると、こういう1枚にも味がありませんか(無いですかそうですか)。

最後は見通しの良いこの道。夕陽を浴びてリズミカルに輝く壁が綺麗でした。

なんてことのない通りのなんてことの無い風景の中から、ちょっと良いなと思ったシーンを切り取ってスナップするというのが、ビギナーなりに私の写真の基本スタイルになってきているようです。前回も触れましたが、タクマーの適度に郷愁を誘う(古すぎない)写りは、少し「昭和」っぽい谷中のような街とは相性が良いように思います。

デジタルレンズと比べるといろいろ制約もあるオールドレンズですが、面倒がらずに今後も活躍させたいなあ、と改めて感じた今回の写真散歩でした。

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