河津桜で試し撮り LUMIX S5+20-60mm

今年はことのほか厳しいです、アレです。

花粉。

飛散量の多い日に不用意に外出すると酷いことになるので、出勤も私用外出もできるだけ減らして自宅に篭ってテレワークの日々を過ごしています。

河津桜(だと思う)が某所でいい感じに咲いているのを見かけたのでLUMIX S5の試し撮りをしておきたいところなのですが、そんな事情で腰が退けつつごく短時間でささっと行ってきました。レンズはいまのところ一張羅の20-60mmズームです。

いや、試し撮りというか、初めて持つFFのデジタルカメラの画角の感じをちょっと確かめてみた、という程度です。試しに、S5 50mmではこんな感じで撮れた。

同じ場所でAPSCのPENTAX K-3IIIで撮ると、レンズが35mmでほぼ同じ画角になる。
※ズームレンズがぴったり35mmで固定できないので若干前後してます。

こういう「センサーサイズと画角とレンズの焦点距離」の話は頭ではわかってるのですが、これまでAPSC使いとして心身に沁みついてきた50mmなり35mmなりの画角のイメージがあるので、この「50mm標準画角」はかなり違和感があって馴染みません。

ちなみにS5で35mまでズームアウトするとどうなるかというと、広角レンズっぽい絵になるのですね、ふむふむ。
20-60mmズームの画角って、自分の認知しやすいように言い換えるとAPSCのカメラに14-40mmのレンズを付けるのと同じくらいだから、標準というよりはかなり広角寄りのズーム域ということですねえ・・・広角はまだまだ苦手なんだよなあ。

もう一度50mmに戻して、河津桜に寄って撮ってみました。

これは意外。「標準画角50mm」にしては随分「寄れてる」絵なんじゃない?
LUMIX S20-60の仕様を見たらテレ端で40cm、ワイド端で15cmまで寄れて最大撮影倍率が0.43倍だから、ハーフマクロ並みとは言わないまでも「寄って大きく写す」のには向いているみたいです。

そこそこ寄れて中途半端な絞りのF5.6でもこのくらい背景がボケせるなら、かなり使いやすいかも。ピントが合ってる部分の切れ味も良いし、暗い標準ズームですが侮れないかもしれません。何気に濃いピンクの花の色の再現(けして現像で盛ってません)もなかなかよろしい。

というわけで使い手が概ねAPSC脳になってしまっている上にレンズの持ち味もまだ手探りです。S5とキットズームをそれなりに使えるようになるまでにはそれなりに時間がかかりそうです。

今回の試し撮りは手早くこのくらいで撤収。

と思いましたが、近くにいい感じに菜の花が咲いていたので、せっかくですからこれだけは絡めて撮って帰りましょう。先ほどの河津桜を後ボケに使うにはある程度望遠を利かせる必要がありそうだから、比較対照用に持ってきたK-3IIIの方を使います。

思いつきで急に撮ったスナップとしてはまずまずかなあ、と甘く自己採点して油断していたら、上の試し撮りの写真とはホワイトバランスが幾分違ってしまったかな。どうか広い心でご覧いただきたく。

あと、タイトルに反してインデックスページの扉写真はS5で撮ってないのも、ごめんなさい。

ともかく、いよいよ東京も春に向かいつつあります。腕前も資金力も無い我が身を顧みず心の赴くままにマルチマウント化(Q,K,MFT,L)が進んでしまいました。できるだけ賢く使いこなせるようになって、春から初夏の良いシーズンを楽しみたいものです。

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