Lens K:SIGMA17-70

名所江戸百景

三十二景 柳しま

歌川広重「名所江戸百景」の三十二景は 柳しま。元の絵はこちらです。 北十間川と横十間川(いずれも江戸時代に防火と水運のために開かれた運河)の合流地点にかかる橋が柳島橋、という情報を得ることができたので、場所の特定が簡単で助かりました。とりあえず現地に行って撮ってきまし...
名所江戸百景

三十一景 吾嬬の森連理の梓

歌川広重「名所江戸百景」の第三十一景は、吾嬬の森連理の梓(あじゅのもりれんりのあずさ)。元の絵はこちらです。 現地は今の墨田区立花あたりです。難しいタイトルの意味ですが、連理は同じ根から2本の木が伸びたり、2本の木の枝がつながってしまったりしているもののことで、当地の...
名所江戸百景

二十景 川口のわたし善光寺

歌川広重「名所江戸百景」の二十景は、川口のわたし善光寺。元の絵はこちらです。 今の東京都北区・足立区と埼玉県川口市の3自治体が荒川と新芝川を挟んで境界を接するあたり、広重の時代には橋がかかっていなくて船で渡っていたようですね。「名所江戸百景」の中でここが最北端ですが、...
名所江戸百景

二十一景 芝愛宕山

歌川広重の「名所江戸百景」の二十一景は芝愛宕山、元の絵はこちらです。 港区の真ん中に愛宕山は現存するし、てっぺんの愛宕神社も健在だからこれはなんとか似た雰囲気の写真撮れるかなと思ったのですが、意外な展開でこんな絵面になりました。 そう、百年以上経てば木も育つよね。「育...
名所江戸百景

十六景 千駄木団子坂花屋敷

歌川広重の「名所江戸百景」の十六景、千駄木団子坂花屋敷。元の絵はこちらです。 これはもう先に言い訳しておくとですね、現代の東京に幸い千駄木という街も団子坂も現存しますが、肝心の花屋敷は影も形もありません。広重の絵が団子坂のどのあたりからどちら方向を眺めた景色か、という...
名所江戸百景

十五景 日暮里諏訪の台

歌川広重 名所江戸百景の十五景は日暮里(ひぐらしのさと)諏訪の台、元の絵はこちらです。 前回の十四景につづいて日暮しの里こと旧道灌山からの眺めです。今の西日暮里駅のすぐ近く、おそらく十四景・十五景の現地の距離は昔も今も、歩いて2分足らずの距離だと思われます。近いと撮り...
名所江戸百景

十四景 日暮里寺院の林泉

歌川広重 名所江戸百景の十四景 日暮里(ひぐらしのさと)寺院の林泉、元の絵はこちらです。 道灌山の上からの景色が素晴らしくて、眺めていると日の暮れるのを忘れて見入ってしまうほどだということで、このあたりは日暮しの里と呼ばれたのだそうです。それで後年になって新堀という地...