Prime lens散歩 上野東照宮

気が付いた方はほとんど居ないと思いますが、正月休みにこのサイトの「ギャラリー」ページを再編集して、素直にマウント別・レンズ別に見られるようにしました。恥ずかしながら、数年間撮り貯めた写真の中から何点か掲載しておりますので、気が向けば見てやってくださいませ。

で、あらためて気が付いたのですが、あまり使ってないレンズがけっこうある。
特に、苦労してお金のやりくりをしながら集めたFAリミテッド三姉妹

  • smcFA31mm limited F1.8
  • smcFA43mm limited F1.9
  • smcFA77mm limited F1.8

の稼働率が低いのはまことによろしくない。便利なズームレンズにばかり頼っているけど、FAリミが使いこなせないのはペンタックス使いとしてもったいないというか、恥ずかしいのではないかと思うわけです。

と、いうわけで今年は意識的に単焦点レンズ(特にリミテッドレンズ)を使って撮るぞ、と心しておるわけです。

前置きが長くなりましたが、そんなイキサツがあって新年早々にK-3IIIにFA31mmを付けて上野東照宮まで出掛けてきました、というのがこの記事のタイトルの由来です。

2021年に大改築されたおかげでJR上野駅の改札口のひとつはいまや上野公園に直結されていて、駅から出てくると上野動物園が正面間近に見えます。そして意外に知らない人が多いようですが、その動物園の手前でちょっと左に折れたところに今回の目的地である上野東照宮が鎮座されています。

公園内にあって、けして巨大な神社というわけではありませんが、なかなか厳かな感じがする参道です。立ち並ぶ石灯篭も流石に年季が入っていい感じです。

参道右手に立派な五重塔が見えますが、これは東照宮とは関係ありません。今は上野動物園の一角にあって異彩を放っています(来園客は意外に気が付かず通り過ぎてしまう人が多いとか!)が、もとは公園の奥にある寛永寺のものだったようです。

お気づきと思いますが、落ち着いた佇まいの神社にあわせて渋く仕上げてみようと、今回の写真はPENTAXカスタムイメージ「里び」風にRAW現像しました。自作のプロファイルを使って、わりとサマになってると自己満足しているのですがいかがでしょう?

栃木県の日光や静岡県の久能山と同様に、こちらの東照宮もお祀りされているのは東照大権現こと徳川家康公。本殿などに金色の装飾が多用されているのも日光や久能山と同じです。

境内に並ぶ重々しい灯篭群。リミテッドレンズはこういう被写体を渋く写すのにはうってつけですね。

FA31mmリミテッド+里び、わりとうまくハマって使えたように思います。

神社の入口の鳥居のわきに、いまどき東京ではなかなかお目にかかれない昭和っぽい売店さんがあって、なんか嬉しくなって思わず撮ってしまいました。

東照宮にやってきたのには、この神社の写真を撮ることの他にもうひとつ理由がありました。最初の写真で立っている幟にあるように、隣接する「ぼたん苑」で見ごろになっているという冬牡丹を撮りたいのです。

というわけで、次回は引き続き「ぼたん苑」散歩をご覧いただきます。FAリミ31mm一本で花がどの程度撮れるのだろうか。

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