城南宮 神苑

旧サイトから記事を転載したため内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
***
前回のエントリーの中で、城南宮は京都の中では割とマイナーな存在なのではと、筆が滑って書き飛ばしてしまいましたが、関係各位にお詫びします。良く知りもしないでいい加減なことを書いて済みませんでした。

ちょっと調べてみて、その道では方除け・厄除けで知られる古社で、早春の梅、初夏の新緑、秋の紅葉と通年で賑わう洛南エリア屈指のメジャーな観光名所であることを学びました。変わったところでは乗用車の厄を祓う車のお祓い(!)が受けられる神社としても有名だそうです。

その城南宮の神苑は、前回巡った枝垂れの梅林だけではなく、様々な風情の美しい日本庭園が広がっています。

空を映す池の中には立派な鯉の姿。

水の代わりに砂を用いた枯山水の庭も見事。ちょっと俄か勉強したら、日本で枯山水が造られるようになったのが平安後期、この城南宮の辺りがもっとも栄えていた時代なんだそうです

例によって名を知りませんが、この無垢な白い花は椿の仲間でしょうか。

凝った水路を配したこの庭では、新緑と紅葉の頃に毎年2回、平安時代を模した「曲水の宴」が催されます。動画サイトなどで見ることができますが、古式豊かなその様子に私は思わず見入ってしまいました。

再び梅林です。
紅い椿の花が落ちて梅林を背景に映えるの図。

梅の花の美しさは「疎影横斜」が定番だと思っていましたが、枝垂れ梅やこの紅梅のように、賑やかに咲き誇るものもあって、これはこれで見事ですね。

なぜか最後に(笑)入口の鳥居の写真。

というわけで、城南宮・神苑、存分に楽しませていただきました

タイトルとURLをコピーしました