京急線フォト散歩を振り返る(1)

京急線 フォト散歩

はじめての一眼レフPENTAX K70を手に入れて遊び始めた年、2016年の秋に軽い気持ちではじめた京急線フォト散歩、怠け者なのが祟って結局足掛け7年もかかりましたが、全駅走破することができました。ここでいったん振り返っておこうと思います。

訪れた全駅を網羅した京浜急行電鉄の路線図がこちらです。

品川ー堀ノ内-浦賀が京急本線です。他はすべて(泉岳寺ー品川、羽田空港線、大師線、逗子線、久里浜線)支線という位置づけで、大師線以外は本線と直通運転されています。数え間違ってなければ全部で72駅。泉岳寺の先は都営浅草線さらには京成線に乗り入れていて、遠く成田空港まで直通列車が走っています。

上図は2018年現在のもので、その後2020年3月にいくつか駅名が変わりました。
京急本線:花月園前 → 花月総持寺、仲木戸 → 京急東神奈川
大師線:産業道路 → 大師橋
逗子線:新逗子 → 逗子・葉山
わたしが訪ねた時は本線の2駅は旧駅名、大師橋と逗子・葉山は新駅名でした。

さて、路線図を眺めながら全駅踏破の数年を思い起こし、今あらためて感じることが5つあります。

1 全駅知ってると退屈しない
すべての駅の周りの街の様子を多かれ少なかれ知ってると、乗ってて退屈しません。車窓を眺めるのが断然楽しくなります。ていうか楽しいを通り越して落ち着きません。ごく一部の限られた通りを歩いただけなのに”沿線を知り尽くした”気になっているので、新しいビルが建ったり目立っていた店の看板が変わったりすると、必要以上に気になって確かめに行きたくなります。
写真は鶴見市場-京急鶴見間で見える鶴見川橋(既出記事からの再録)。


2 横浜も横須賀も広すぎ

本線の鶴見市場から金沢八景まで延々23駅+逗子線の六浦の24駅が横浜市内です。走っても走っても横浜。一般的なヨコハマはみなとみらい・関内・中華街あたりでイメージ形成されていると思うのですが、京急はその横浜を西・南方向に引っ張って大きく広げます。写真は最南端・金沢八景からシーサイドラインで数分の「海の公園」(再録)。

その先の横須賀市も十分広すぎです。追浜から本線終点の浦賀まで+久里浜線の津久井浜まで17駅が横須賀市内。わたしの中のヨコスカのイメージは随分変わりました。軍港やドブ板通りだけでなく、追浜の日産工場も按針塚も観音崎も久里浜フェリーもYRPも全部ヨコスカ。
写真は浦賀からバスに乗って訪ねた観音崎灯台(再録)。

※京急って、都民のわたしから見ると東京の人が横浜や三浦海岸に行くための鉄道だと思っていたけれど、実はあわせて41駅を抱える横浜や横須賀に住む人のための鉄道だったんですね。

3 羽田空港線だけ全国区
というわけで京急線は京浜・横須賀・三浦を結ぶわりとローカル色の濃い鉄道だなあと改めて感じてきたわけですが、羽田空港線だけは乗ってる人の気配も荷物の大きさも別格です。ビジネス客に漂う緊張(往路)と疲労(復路)、行楽客が醸し出す興奮(往路)と疲労(復路)・・・どっちも復路は疲れてるのねw・・・本線や他の支線にはない全国区の雰囲気を感じます。宿命的に混み合うことが多く沿線地元の方々には少し気の毒でもあります。
写真は京急蒲田駅2,3階で本線から分岐する羽田空港線の高架(再録)。

4 クロスシート最高
例えば品川から、横須賀とか三崎とか三浦半島の深部まで行くには、京急最速優等列車の快特に乗っても1時間以上かかるわけです。この時間を都市部の通勤区間の鉄道車両で標準的に用いられるロングシート車両で揺られていくのはなかなか辛いものがありますが、京急は違います。すこぶる乗り心地の良い座席転換式のクロスシート車両が数多く投入されていて、泉岳寺ー三崎口間の快特を中心に運用されています。
写真は三崎口駅で停車中の泉岳寺行きを何気なく撮ったものです。

有料特急などではなく普通運賃で乗れる列車で転換クロスシートを使っている例は、関西では例えばJR、阪急、京阪などで見られますが、乗客数の多い首都圏では極めて珍しいです。そのおかげで、横須賀以南への撮影小旅行がどれだけ快適になったことか。

この京急2100系の2ドア・クロスシート車両は、先頭車両に貫通扉が無いので地下鉄都営浅草線への乗り入れができません(「建築限界と車両限界の基礎限界との側部間隔が 400mm未満の区間がある地下鉄では前面扉(貫通扉)が必要」という規則に拠るものだそうです)。したがって京急のクロスシート車両はすべて泉岳寺で折り返し運転。逆に言えば泉岳寺始発の列車を狙えば、クロスシートの確率が高いということです。

5 楽しんだけど写真のウデは
生まれて初めて一眼レフを手にしてから、京急フォト散歩の数年間はわたしの写真修行のミニ歴史そのものでもあるわけですが、その成果はと言えば。
残念ながらというか予想通りというか、経験に見合った技術の進歩はほとんどありません。この上は生涯エンジョイ派、永世ビギナーとして写真愛好家生活をマットウしていきたいと考えるこの頃です。

さて、全体的な話はこのくらいにして、次回、特に印象に残っているスポットを振り返りましょうか。

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