京急生麦 界隈

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順調に京急本線を進んできています。今回は京急生麦 界隈を散歩します。

いきなり、こんな絵から行ってみましょうか。

肝心の京急がブレててごめんなさい。花月園前から生麦、次の新子安のあたりまで、京急とJR東海道線・京浜東北線が線路を並べて走る区間が続きます。並走して、JRの特急に競り負けない、快速特急の「熱い走り」が京急利用者のハートを揺さぶる、そんな名物区間なのです。このあたり爆速で走って通過するので、生半可なシャッター速度だとブレブレ(苦笑)。

両線路を跨ぐ陸橋の上あたりから並走を俯瞰で撮れると良いのですが、金網が邪魔でなかなかうまくいかず、駅近辺の跨線橋の階段の踊り場からやっとのことでこの1枚です。左に見えてる屋根が生麦駅のプラットフォーム。

この駅はちょっと変則的で、島型プラットフォームに上下線の普通が停車するほか、海側にもうひとつ下り線があって片面ホームが付いていますが、この下りホームは閉鎖されていて利用することができません。海側の下り線は専ら優等列車が生麦に停車中の下り普通を追い抜いていくために使われています。どうやら京急は、普通列車の退避駅を、上りは京急鶴見・下りは生麦、と分けて運用しているんですね。狭い中で工夫してるんだなあ、と。

さた、本日の散歩はこちら、生麦駅からPENTAX K-70とHD PENTAX DA 16-85mm f/3.5-5.6 ED DC WR を抱えて出発です。

駅東口(海側)の周りはミニスーパーのほか、多くの飲食店が軒を連ねていますが、コンビニやカフェの姿は見えず、飲み屋さん風の店が多いのが特徴でしょうか。

ビール大瓶390円は、安くないですか?


この店も399円。このあたりの相場なんでしょうか。やるな、生麦。


ジャングル食堂「あぼか洞」ですか。うーん、ちょっと怖いもの見たさで入ってみたいような、そうでもないような(笑)、

生麦の地名は、昔このあたりが麦畑だったことから来ているらしいです。第一京浜国道を渡ってちょっと歩くと、キリンビールの工場。生麦だから麦酒?

ただ、この大きな工場は、敷地の上を跨いで建設中のさらに巨大な高速道路(首都高神奈川7号線)が邪魔して、よく見えませんでした。

首都高の建設現場からちょっと離れると、すぐに静かな住宅街に変わります。古い立派な一軒家があって、看板は出しておられませんが中にはお米屋さんらしき道具や材料をお見掛けしました。

さらに進むとこんな感じの通りが続き、実はこれがこの沿線散歩ではすっかりおなじみの旧東海道。写真左手の民家の塀に取り付けられた案内看板が今日の散歩の締めくくりです。
じゃん。生麦事件発生現場。幕末期、薩摩藩の大名行列が乗馬した外国人の一行とすれ違う時に揉めてしまい、侍が外国人を切り捨てちゃった。尊王攘夷の世論を高めるひとつのきっかけになってしまった事件の現場がこちら。

というわけで、この日はちと寒かったですが、歴史の現場に立ち会う生麦界隈散歩でした。

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