京急フォト散歩 北久里浜~新大津

京急久里浜から横浜・品川方向に戻りつつ沿線フォト散歩します。

北久里浜駅は相対式2面2線のシンプルな作り。ホームは優美な曲線を描きます。

横須賀地区の京急沿線に共通する特徴ですが、丘陵地帯を縫って走っているので、小山というか小高い丘というか、この季節だと大きな緑の塊がそこら中で目につきます。北久里浜駅のすぐ背後にも山が迫っています。

駅の山側は壁になっていて、見えているのが唯一の駅出入り口です。

線路と平行して久里浜街道が走り、オフィスビル、工場や作業場、カーディーラー、ホームセンター、ファミレス、ラーメン屋、コンビニ・・・が連なる”よくある幹線道路わきの風景”が広がっています。

ちょっと裏道に入ると静かな住宅地域が広がっています。あまり写欲をそそるような被写体はなさそうだなあ、と思いつつ歩いていたら、ひっそりとあるセブンイレブンの背後にも山が迫っていて、そういう地勢なんだあ、と感心。

山とは異なる緑の一角を発見。
こちら、交通公園というやつですね。子供たちが専用の自転車や四輪車を借り出して、信号や踏切が広がる園内を交通規則を覚えながら自由に走って遊べるように作られています。

連休中で繰り出した親子連れで大人気でした。大人は木陰で談笑、子供は自転車やゴーカート状の人力四輪車で爆走。

街道沿いに戻ってみると、先日東急池上線・雪谷で久しぶりに見つけて喜んだシャトレ―ゼのお店とここでまた再会。懲りずにお菓子を少し買い込んでしまいました(苦笑)。

それにしても、ここも裏手は小山。どんだけ山がちなんだ、横須賀。

とある小学校の裏に回り込んでみると、野球やテニスのグランドが並ぶ公園が広がっていました。広い平らな土地はこのあたりでは結構貴重なんじゃないかな?
ちょうど少年野球の試合のゲームセットの瞬間に遭遇。 どちらもよく頑張りました!

この運動公園は大津公園、と言うんですね。

帰宅後に調べてみたら、この広大な公園は旧海軍の射撃場跡地なんだそうです。さすが鎮守府のあった横須賀ですねえ。

グーグルマップで見ると、大津公園まで来たら新大津の駅はすぐそこのはずなんですが、街道上にはなんの目印もありません。たぶん↓の赤いテント看板の魚屋さんの路地を入っていくのだと思うのですが・・・

ほんとにこの先が駅?

グーグルマップ上では名勝旧跡マークがついている「風神地蔵尊」。住宅地の真ん中にあって予想よりかなり控えめな姿の名勝でした。

そしてこれが新大津駅正面

住宅地の真ん中に何かの間違いで駅舎がある、という佇まいです。これまでの京急沿線散歩の記憶を総動員しても、これほど静かな、駅前らしさの全くない駅前風景は、他にありません。Wikipediaによれば1日平均の乗降人員が6千人前後で、京急72駅中の66位ということだそうです。

※小さくとも地元の利用者にとっては重要な交通拠点であることは間違いないのですが、それにしてもここよりも乗降人員の少ない駅ってどこよと思い、調べたら、津久井浜、京急大津、安針塚、神奈川、逸見、神武寺と並んでいて、お、おおよ・・・なるほど確かに。と納得したわたし。こういう地に足のついた感じが京急の魅力でもあるのかな。

この後、さすがに疑問に思って、違う道から久里浜街道まで引き返して確かめたら、「新大津駅→」という看板はちゃんと出ていました。街路樹に隠れて見えにくかったですが(笑)。

別の角度で、ホームを下から見上げる場所で1枚。

簡素なホームに京急の快特列車が停車中です。人通りもほとんど無く、圧倒的に午後の静寂が支配する横須賀の住宅地でした。

以上、北久里浜から新大津までの京急沿線フォト散歩の巻でした。
最後まで見ていただいて、ありがとうございます。

※今回の使用機材 K-3III、DA20-40

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