京急鶴見市場 界隈

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京急鶴見市場駅にやってきました。読み方は「つるみいちば」です。

まずは駅のホームと京急の電車。対面型のホームに跨線橋がついて、橋上に改札口と切符売り場という形ですね。きっと鉄道駅にくわしい人の間では決まった呼び名があるんだろうな。対面橋上改札型(これはでたらめ)とか。

でもって、これが、街中の駅の入口。

かつてはこの近くに市(場)が立ったのが駅名の由来らしいです。あった、ではなく立ったというのは、昔の市というのは固定的な施設ではなく、適当な場所でそのつど催されるものだったからですね。街の名前にもそういう謂れのところはたくさんありますね(毎月4の日に市が立つから四日市、とか)。

現在、鶴見市場駅の近くに特別な市が立つことは無いようです。駅前通りを歩いて踏切を振り返るとこんな感じで、特に賑わうわけでも特に寂しいわけでもない、ふつうの街並みが拡がっています(ありゃ、右端の前ボケがひどいな、ごめんなさい)。

ふつうついでにもう1枚。何の変哲もない通りの写真ですが、実は・・・

この通りの右側が川崎市、左側が横浜市なんです。2つの巨大都市の境界線がこの写真の中にあるんですが、なんともふつう。そんなもんですかね。

話は脱線しますが、京急本線でいうと、川崎市の駅は2つ(京急川崎と八丁畷)だけなのに対して、横浜市の駅はこの鶴見市場をスタートに金沢八景まで延々23駅。京急って、ある意味で横浜市のためにあるような鉄道ですね。

駅の東側、第一京浜を渡って少し歩くと、知ってる人は知ってるこんな不思議な名前の通りに遭遇します。

ゴム通り。むかし、この通りに横浜護謨製造(今の横浜ゴム。イングランドのチェルシーFCのユニフォームにロゴが躍ってます)の工場があったところからついた愛称が、そのまま正式な通り名として保存されているのだそうです。一度見たら忘れませんね。

第一京浜まで戻って、南にちょっと下ると、おお、ここが!

ブロンズ像が示す通りです。正月の箱根駅伝で、往路1・2区、復路9,10区の襷リレーがおこなわれる、鶴見中継所はここに設置されるんです。鶴見市場駅からたぶん徒歩5分以内。

さてと、この散歩の締めくくりにどこか鶴見らしいフォトジェニックな場所を探そう、と思って歩いていくと、見つけました。鶴見川橋。水面に陽光がきらめて爽やかな都市風景を見せてくれました。丸まって寒さをしのいでいる水鳥はなんでしょう、ゆりかもめかな。

というわけで以上、京急鶴見市場界隈の写真散歩でした。

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