京急雑色 界隈

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京急蒲田から、本線・羽田空港線のどちらを進むか迷いましたが、結局、本線を直進することにして、やってきました。京急雑色駅。駅から界隈に出撃する前に、せっかくの沿線散歩なので、たまには駅のホーム上や電車も撮ってみましょうか。

京急雑色駅

ちょっと調べてみると、ここは京急の「各駅停車しか止まらない駅」の中では最も乗降客数の多い駅なのだそうです。1日平均14000人以上の人が利用する雑色駅。品川行き各駅停車を見送って、私も改札口から出発です。

高架駅の周りはあいにく工事中で、間に合わせの看板がこんな感じ。

京急雑色駅2

駅から東西に延びる商店街は力の抜けたいい感じ。散歩したのがちょうど年の瀬だったので、買い物客が午前中から出て結構な賑わいを見せています。

雑色 駅前商店街

その中でも、特にこの八百屋さんは別格の混雑。安いのか、品物が良いのか、たぶんその両方なんでしょう、地元の買い物客の圧倒的な人気を集めているようで、品定めをする人、お勘定に並ぶ人、その人垣を避けて通る人であたりは大混雑。

雑色 青果店

駅周辺は、ここを含めて細い路地が多く、自動車での行き来は苦労しそうです。人混みを抜けると、ようやく、京急バスの往来がある通りに出ました。

雑色 バス通り

この通り、後で地図で見たら、京急の線路に沿って広くなったり狭くなったりしながら大森あたりまでずっと続く、大切なバス道路のようです。ふーん、と思って歩いていたら、この通りに面した某〇ックオフさんの店名に仰天。

雑色 書店

ちょっと、ブッ〇オフさん、「バス通り店」は大雑把すぎるやろ! わかるけど、わからんやろ!
大昔、東京・吉祥寺に住んでいた頃、当時の富士銀行、三和銀行、第一勧業銀行、都民銀行など(銀行名が時代を感じさせる・・・)が集まる交差点のバス停の名前が「銀行前」だったのを思い出しました。あの頃も「関東バスさん、わかるけど、わからんやろ!」と心の中で突っ込んでいたものです。

国道を渡って静かな事務所・住宅街を多摩川に向かって進むと、ん?という中華料理屋さんの看板。

雑色 中華料理店1

食べ物屋さんでウルフ、は珍しいかな、なんか謂われがあるんだろうな、
と思いながら歩いて角を曲がると、こんどはこんな店が

雑色 中華料理店2

両店とも準備中で営業の様子がわからなかったのが残念だけど、そうか、タイガーの近所でライバル店がウルフか、と妙に納得。しかしどうせなら狼よりも龍、「ドラゴン」の方が中華っぽいし、龍虎相打つ感じで面白かったのでは、などと(知らないのを良いことに)楽しい妄想を膨らませながら散歩を続けます。

そして今回の終点はこちら。多摩川べりの雑色ポンプ所。

雑色ポンプ所

花の季節の美しさはいかばかりか、と想像が膨らみますが、こうして葉の落ちた木と冬晴れの青空のコントラストも、なかなかの爽快感。

写真がいっぱい撮れて、楽しい散歩でした。

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