京急沿線散歩 日ノ出町〜黄金町

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横浜から戸部まで歩いちゃって、2駅分の散歩取材を片付けちゃうという手抜き、もとい、効率的なやり方に味をしめた私です。

京急日ノ出町から黄金町までの界隈散歩、桜の花越しに京急。なんていう、NHKの中井精也先生の番組か!という嬉しい絵もどんどん撮れちゃいます。春爛漫のお散歩でした。

前回、戸部駅までたどり着きましたが、その勢いで戸部駅から次の日ノ出町駅まで京急に乗って移動し、そこで降りて京急黄金町まで歩いて、1日で一気に界隈散歩を4駅進めちゃう、という暴挙、もとい、積極策に打って出たわけです。お供はいつものPENTAX K-70+HD PENTAX DA 16-85mm f/3.5-5.6 ED DC WR

戸部駅を出発した列車が野毛山の下を通る長いトンネルを抜けると、京急日ノ出町駅です。
日ノ出町駅の相対式2面2線のプラットフォームは大きく弧を描いています。この駅にはエアポート急行が止まるため、上下線とも結構忙しく列車が発着します。

駅を出ると、オフィスが立ち並ぶ横浜・戸部あたりと比べて、日ノ出町はあたりの空気が違います。ちょっと郊外感があって、ユルいです。

ユルい象徴が駅からほど近い横浜市立野毛山動物園ですが、残念ながら今回は黄金町直行ルートを歩くのでパス。
そのうち望遠レンズを抱えて訪ねますからね。

で、黄金町を目指してまっすぐ平戸桜木道路を歩いてもいいのですが、さすがに幹線道路をテクテク歩いても仕方ないなあ、と思ったので、近くにあった周辺地図を覗くと、裏道に川があって何本か橋がかかっていて面白そうです。そちらへ向かってみました。

のこのこ歩いて行って、びっくりしました。ここが有名な桜の名所、大岡川なんですね。
横浜事情に疎く、知りませんでした、ごめんなさい。

東京に比べて桜が咲くのが遅かった横浜。この時、まだ盛りといって良い勢いで咲いてました。

このあたり、京急は大岡川沿いの桜並木と平行して走っているので、冒頭のようなハッピートレインな写真もバッチリ撮れちゃうわけです。

今年、桜の写真を載せるのも最後だろうから、もういっちょ行きますか。

で、うきうきと大岡川沿いを進んでいくと、ほどなく黄金町。

横浜・黄金町と言えば、1990年代までは、土地っ子で無い私でもその名を知っているくらい、水商売系のいかがわしい町として有名でした。ただしそれはもう昔のお話で、京急の高架が耐震補強で一新された頃から、高架下はアート系のおしゃれなイベントスペースやお店が立ち並ぶ町に変貌しつつあるようです。

古いアパートの軒先や、飲み屋さんの隣にも作品展示スペースが設えてあったりして、街の本気度が伝わってきます。

さて駅に到着・・・の前に、ちょっとだけ道を逸れてこのモニュメントを撮りに。

京急が伊勢佐木町商店街に最も接近するのがこのあたりなので、ちょっと足を延ばしてみました。
ヨコハマと言えば伊勢佐木町です。”♪シャバドゥ ダビドゥビ ドゥビドゥバー” ですよ。私、昭和世代なんで、子供の頃に聞いた青江三奈さんの「伊勢佐木町ブルース」はあまりに強烈でした。(あと、いしだあゆみさんの「ブルーライトヨコハマ」ね)。

ということで、やっと黄金町駅です。

この駅は1面2線、普通列車だけが止まります。写真は載せてませんが、駅舎もリニューアル直後のようでピカピカ。どんどん綺麗になる黄金町という感じでしょうか。

ここまでで、今回の4駅縦断の超速界隈散歩はひとまず終了。

そうそう、前回・今回で訪れた横浜〜黄金町間は、黄金町以西で営業していた旧湘南電気鉄道と、横浜以東で営業していた旧京浜電気鉄道が、それぞれ日ノ出町まで延伸し昭和6年に直通運転を開始する際に設置された「延伸新設区間」にあたります。これ京急豆知識ね。

さて、次は南太田駅ですね。

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