葉山男子旅(2)

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梅雨の止み間のとある日、三浦半島・葉山の一色海岸までやってきたのでした。

葉山といえば、昭和の昔は石原慎太郎先生が「太陽の季節」他の諸作でこのあたりの海を享楽的な若者の遊び場として描きました。クレイジーケンバンドの「葉山ツイスト」なんていう名曲もあります。

「葉山ツイスト」歌詞(一部)

行くぜ!
フェンダーミラーのセドリックでバイパスを飛ばそう
葉山のシーサイドハウスでツイストパーティ

でも、これらワルぶる若者たちはたいてい良家の子女で、慎太郎も裕次郎も、ちょいワルだけとリッチでハイソ。この葉山の「リッチでハイソ」なブランドイメージは、やはり”葉山御用邸”の存在が影響してるんでしょうかねえ。

一色海岸は御用邸に近接していますが、さすがに中には入れません。しかし御用邸の別邸跡地が現在は「しおさい公園」という庭園として整備されていて、こちらはわずかな入場料で散策することができます。今回行ってきました。

立派な日本庭園があって、池の周りにはアジサイがまだ頑張って咲いてました。

瀧とモミジの景色とかもあり。秋が楽しみです。

この公園は「しおさい」を名乗るだけあって、園内には砂浜の潮騒の音が大きく響いていて、海辺に面したベンチからは一色のビーチを一望することができます。望遠レンズの圧縮効果を使えば、賑わっててちょっと「密」かも、みたいな絵も撮れる。

実際は、人出はそこそこありますが「密」というほどではありません。海岸の全景を広く撮ると、こんな感じに。

などとしおさい公園を愉しんだ後、傾斜地の住宅街を数分歩いて、個性的という評判の一色郵便局を見に行きました。

なるほど、これはいかにもハイソな葉山らしいお洒落な佇まいです。しかも外観は凝ってますが飾り物ではなく、バリバリ現役稼働中の施設のようです。写真を撮るほんの数分の間でしたが引きも切らずお客さんの出入りがありました。

さて、ビーチも御用邸ゆかりの庭園もたっぷり眺めたし、郵便局も撮ったし、そろそろ移動しましょう。
葉山男子旅、もう少し続きます。

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