親指AFの罠

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一眼レフ歴6ヶ月の私が、入門書でにわか勉強して最初からやってる習慣のひとつが親指AF。
少し写真をやる人なら誰でも知ってる、AFをシャッターボタン半押しではなく、右手親指のところにあるAFボタンに割り当てて使うと便利だぜ、というやつですね。

親指AFは、動くものに対して「半押ししたまま連続シャッター」とかしなくて良いし、「置きピン」楽勝だし、ほんと重宝します。だから、私が使うカメラは(今のところPENTAXのK-70とQ10)は両方とも、シャッター半押しAFを解除して、親指AF設定にしてしまっています。(Q10は「グリーンボタンAF」ですが、位置的にはやはり親指AFですね)

しかしある日、親指AF派の誰もが陥る罠に私もはまりました。「お撮りしましょう」トラップ。

仕事での訪問先(海外)で、10人くらいのグループで行動していて、記念写真を撮を撮ろうとしたところ、現地の職員さんが善意で申し出てくれて「お撮りしましょう」と。カメラを預けてシャッターを押してもらうことになりました。

何気なくQ10を渡そうとして、いかんこのカメラ親指AFだ、と思い出し「ピントは私が合わせますから、シャッターだけ押してください」と言って立ち位置を決めて親指AFでピントを合わせました。でも、きっちり同じ位置には立てないし、体格が違えばカメラ構える位置は変わるし。おまけにそんなに明るくない室内だったので、その時PモードだったQ10はかなり絞りを開けた設定を選んだらしく、ピント薄いし。

あいにくの状況が重なって、取れた写真は見事にピンボケ。結局、Q10の写真はボツ。他の人のスマホで撮った見事にピントの合った写真を流用させてもらって事なきを得ましたが、私としては大失敗。あーあ。

教訓。
親指AFは便利だが、「お撮りしましょう」トラップに備えて、咄嗟にすばやく解除する操作を習得しておくべし。

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