KPはおいといて 「銀残し」で遊んでみる

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PENTAX KPが発表されましたね。もちろんまだ実機を見ても触ってもいないわけですが、スペック情報や公開写真から判断するに、なかなか魅力的なカメラのようです。とはいえ、K-70を半年前に買った私としては、矢も楯もたまらずお店に走って買い替えるというわけにはいきませんが。
KPの写真眺めてて素直に思いますが、K-70のコストパフォーマンスが良すぎて、しばらくは上位機種には食指が動かん気がします。今年の秋か来年に、びっくりするくらい素晴らしくて、真剣に乗り換えを考えるK3II後継機が出てきてくれることを期待しましょう。

とりあえず新鋭機は見なかったことにして(笑)、PENTAX K-70のカスタムイメージにある「銀残し」というちょっと変わったメニューで遊んでみます。

リンク先のwikiにもあるように、元々は映画のフィルムを現像する際に本来洗い流す「銀」をわざと残すという裏技的な技法だったようです。デジタルで何をどのようにするのか詳しいことは私にはよくわかりませんが、結論としては「暗部が非常に暗くなり、画面のコントラストが強くなるので引き締まった映像になる。又、彩度の低い渋い色に」なると。

こいつはなかなか素敵だ、というので代々のPENTAXデジタル一眼レフのカスタムメニューに(もちろんKPにも)採用されています。長く続いているということは、それなりに支持を得ているのでしょう。カメラ内現像だけでなく、PCでのRAW現像・レタッチの世界でもこれを再現しようとトライしている人は多いようで、見事なオリジナル作品の数々をネットでも見ることができます。

面白そうなじゃないですか。これはやってみなければらなんでしょう。
先日導入させていただいた、山の上さん作によるLightroomプリセットにも「銀残し」(けっこう見事に純正の雰囲気を醸しています)がラインアップされているので、これを使ってRAW現像してみました。

まずは比較対照のために、プリセット「ナチュラル」で現像した写真

同じRAWデータを「銀残し」で現像すると

確かにイメージが変わりますね。ただ、これではまだピンとこないかな。

もう1点試してみましょう。まず「ナチュラル」

次に同じRAWデータで「銀残し」

どうでしょう。題材にした公園の写真がベストフィットではないのかもしれませんが、それでも2点めの写真では、あきらかに「渋く」「劇的な」絵にする効果が見られるように、私は感じます。

うまく説明できませんが、なんか楽しい。素朴に、面白い。

「銀残し」を含め、画像処理の世界も少しづつ勉強して、楽しめる世界を拡げていきたいものです。

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