八ツ山の立体交差に備える(3)

(承前2)
立体交差事業がスタートして変わりゆく京急の姿を今の撮っておこうという記事の第3回、今回は京急品川駅編。

将来生まれ変わってどんな姿を見せてくれるのかわかりませんが、現在の京急品川もけっこうな巨大駅。ローカル駅ぽい隣の北品川駅(前回)とは打って変わって、のんびりした休日の昼とはいえ駅内外の空気はけっこう忙し気です。

品川駅の特徴として、下り(横浜・三浦半島方面)の列車種別・行先別の整列乗車位置表示は、実にカラフル。

少し違う角度から。

表示がカラフルで特徴的なだけでなく、乗客の皆さんがけっこうきちんと表示を守って整列していて、感心させられます。

向かいの上り(泉岳寺方面)ホームから北方向。

同じく、南方向

そして↑で見えている上下線以外にもうひとつ、上の写真で品川行きが入線してきているホームの右外側にもうひとつ品川駅止まりのこの線があって、普通や座席指定ウイング号の品川発着に利用されています。

駅の外観も載せておきましょう。

第一京浜国道の脇、クラシックな意匠のこの低層ビルの2階が京急品川駅です。
ひとつ上の写真の左肩に見えている窓が、この写真の2階の一番手前でこちら側を向いている窓です。1階・地階にあった商業施設はかなり前にすでに閉鎖されて、駅改築工事が始まっています。

2階ホームを外からうまく撮れる場所がなかなか無くて、せいぜいこのくらいです。
ここでもすでに高架下の施設は閉鎖され、駅移設工事ないしはその準備が始まっているのが見てとれます。

今回の事業計画では駅全体が2階から地上に移設される計画のようですが、そうすると地上から出発して今の八ツ山鉄橋のあたりまで短距離で一気に登る必要が生じて、相当な登り勾配になるはず。京急的には大丈夫なのかしら、と素人ながら余計な心配をしていますが、まあプロの仕事ですから抜かりは無いのでしょうね。

最後に、駅の規模のわりにこじんまりとした改札口。

この改札口よりも、一番上の写真の右上隅にわずかに写っているJR品川駅との乗り換え口の方がよほど巨大です。つまりこの駅で乗降する人よりも、品川駅でトランジットする人の方が多いということなのかと。

さて、3回にわたって引っ張った「立体交差事業に備える」ですが、これでメモリアル写真になったかなあ。やっぱりもう少し通って、撮れるうちにもっと撮っておこうかなあ、きりなくとりとめなく思案するわたしであります。

とりあえずこれにていったん決着。

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