久能山東照宮

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前回のつづき。

Panasonic GX7mk2と2本のパナライカズームを手に、日本平からロープウェイで久能山に向かうところです。

通称日本平と呼ばれる有度山(うどさん)の山頂が標高307mで、これから向かう久能山(くのうざん)が216mですから、両山を繋ぐロープウェイは日本平側から見るとご覧のように見下ろす勾配になります。

ちょっと白く飛び気味(苦笑)ですが、眼下には駿河湾の輝きが広がっています。

下った先の久能山は徳川家康の遺命によって遺骸が埋葬された地で、後継の二代将軍 徳川秀忠がここに神社を建てて祀りました。同じく家康の遺命によって開かれた日光東照宮とは別に、久能山の社も大切に維持されやがてこちらも東照宮と称されるようになった(現在の正式名は久能山東照宮)のだそうです。

今回のわたしのぼっち観光・写真散歩の目当ても、もちろんこの東照宮。ロープウェイで5分下って、さらに急な階段を少し降り・登りして到着です。

新たに塗り替えられてさほど間をおいていないと見えて、実に煌びやかで派手な色彩が目に飛び込んできます。

狛犬もド派手な色で、どどーん。

こっちからも、ばばーん。

いやいや、狛犬ポートレートで遊んでいる場合ではない(笑)。
境内には早咲きの梅の木があったりして、控え目な淡い色合いの美しさもちゃんと楽しめました。

でもやっぱり基本的には総天然色で、どどーん。

そして、ばばーん。

「どどーん、ばばーん」はこのくらいにして、時の移ろいを感じさせる渋い写真もちゃんと載せておきましょう。

たまたまそういう季節だったんでしょうかね、この日はいくつかの学校の運動部、企業のスポーツチームの若者たちが団体で参詣なさっている姿を見かけました。新春の試合の必勝祈願、という感じなんでしょうか。

記事がずいぶん長くなりましたが、最後は境内から海を見下ろすこの写真にしましょう。

海沿いには、この地特産のイチゴを栽培する農家のビニールハウスが並んでいます。
しかしビニールハウス、かなり遠いですよね。相当の高低差があるように見えますね。

内陸側の日本平から下ってくるロープウェイができるまで、久能山東照宮に詣でるには、遥かに見下ろすこの海岸沿いから長い長い千段以上の階段を登ってくるしかなかったそうです。ひょっとすると運動部諸君は今日も登ってきたのかな?  若いって素晴らしいなあ。

と、オヤジらしい感想が出たところで、今回の現場からは以上です。

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