寒中を彩る花

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蝋梅(ろうばい)。寒中にいち早く咲いて、梅に似た枝ぶりに芳香と共に淡い黄色の花をつけます。

ここ数年はお気に入りの冬の散歩写真の題材なのですが、今年は何やかやと忙しくて、撮り時に出遅れてしまいました。

しかし諦めきれず、久しぶりに自宅でゆっくり過ごす時間のあった1月下旬のとある週末、「ひょっとして」と近所の心当たりに散歩に出掛けてみたら、まだ僅かに咲いていてくれました。

半透明な蝋細工のような淡い黄色。元気な盛りの花というわけにはいきませんでしたが、薄曇りの寒空の下でなんとも儚い美しさです。

今回の写真はPENTAX KPとDA55-300mm PLM。ちょっとボケは堅いですが写りは堅実で、何よりPENTAXのレンズには珍しくAFが爆速でしかも確実(笑)。

振り返ると、早咲きの梅の花もちらほら。

人間の世の中は感染症で騒然としていますが、花の季節は例年と同じようにしっかり泰然と巡っていて、春が近づいています。カメラを抱えての散歩も自由自在というわけにはいきませんが、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、できる範囲で春の写真もゆっくりと撮っていきたいものです。

なんか、ちょっといつもより年配者の雰囲気の記事になってしまいましたが、
今回の現場からは以上です。

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