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東京、日本、世界、世の中すっかりアレの話題で持ち切りになってしまいました。私もご多分に漏れず出張を控えて連日の在宅勤務が続いていて、心が落ち着かないわけですが、季節の方はお構いなしに春たけなわですよ。
とある週末にどうしても都心のオフィスに出勤しなければならない日があり、半日ほど仕事をした帰り、増上寺界隈のたけなわの春模様をXF10で撮ってきました。仕事鞄の隅に無造作に押し込んで出かけられるのがこのカメラの良いところ。
都内の桜名所各地、この記事が載る頃にはそろそろ染井吉野が散る頃だろうと思うのですが、この日はまだようやく咲き始めといったところ。一方、増上寺境内では枝垂れ桜の開花が進んでいました。ベタですが増上寺鐘楼・枝垂れ桜・東京タワーの3点セット。
ちょっとトリミングすればさらに構図を整える余地がありそうなんですが、まあとりあえず。
一番咲きっぷりが良かった枝垂れ。
休日でしたが、アレのおかげで人出の方ははいまひとつ。まあ、だからこそアレをあまり気にしないで撮り歩けるわけですが。
常香炉はさかんに焚かれていましたが、そういうわけで人だかりは無し。
わずかに咲き始めていた染井吉野と子育地蔵。
山門近くのこの枝垂れも、なかなか風情のある形でした。
青空に東京タワーが映えて綺麗だったので、いい感じの順光で撮れる場所を探して、増上寺裏手を出て芝公園を歩きました。何点か撮ったのですが、結局一番気に入ったのはタワーを背景でボカしたこの写真。手前でピントを合わせた花はユキヤナギだと思うのですが、例によって花の名に自信無し(苦笑)。
ああ、こんなに良い天気で、こんなに綺麗に花が咲いているのに、物憂い春です。
早く世界があるべき姿に戻りますように。