表磐梯・天鏡閣(つづき)

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猪苗代湖畔の皇室別邸「天鏡閣」の記事のつづきです。写真はすべてPENTAX KPとDA20-40mm Limitedで撮りました。

入館してすぐの見学順路で、食堂に通されます。やんごとなき方々の食堂というのはこういうものだそうです。

こんなところで食事をいただいてみたいものだとも思うし、席に座ったら緊張して何も食べられなさそうだ、とも思う、庶民な私です。

このシャンデリアが、オリジナルなのか修理・複製品なのかわかりませんが、とにかく凄くて。

前回の記事で載せたラウンジルームのテーブル。いったいどういう手の込んだ木工をするとこういう天板の模様になるのでせうか。側面の装飾も細工が超こまかいんですけど。

ラウンジルームを抜けると、こんなものが置かれてたりします。これまた側面や脚の装飾が、なんともおされ。

上層への階段。なにもかも上品。

階段から見上げる高い天井から下がるガラスシェードの照明に、凝った天井装飾。なにげに高い位置の窓も素敵でございます。

居間?客間? いったいいくつの部屋があって、それぞれ何の部屋なのでしょう。迷宮のようです。

暖炉の装飾も凄い。

お化粧部屋? もう何がなんだか。

お屋敷の中での召使?侍従?部下?が呼び出しに備えて待機する部屋のようです。呼び出し用の受信機があって、ご主人がどの部屋でお呼びなのかがわかるようになっている・・・なんか、上と下の区別がくっきりしていて、人生厳しい・・・。

さりげなく海外列強から宮様が授かった勲章とかが飾ってあります。フランス、プロシア、イタリア・・・もう、降参です。

見学順路の最後は最上階の塔屋。左の窓に見えるのが磐梯山ですね。

建設された当初は、高台の上で猪苗代湖も磐梯山も一望できる(周りからもお屋敷が良く見える)立地だったのらしいのですが、100年以上経つと周りの木が育って、見晴らしだけは悪くなってしまったようです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。お屋敷正面の絵で天鏡閣駆け足ツアーを終わりにしたいと思います。

この後、庭のスナック売店で「天鏡閣ケレー(カレー)430円」を美味しく食べて帰った思いっきり庶民の私でした。

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