葉山男子旅(1)

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三浦半島西岸の葉山に遊びに行って、写真散歩してきました。

東京から1時間足らずで行ける割とメジャーな海辺の行楽地ですが、私はあまり縁が無く当地はたぶん生涯で3回目。しかも前の2回はゴルフ場と研修施設に直行直帰してるので、街や海岸の記憶は全く無し。今回が事実上の初葉山でした。

海へと続く小径。

と、一点だけ写真を掲げておいて、出掛けるに際しての前説(笑)を少々。

このブログを始めた頃、京急沿線の街を一駅ずつ歩いて回っては写真を撮るという遊びを延々とやってたくらい、謎の京急愛の深い私です。今回は「葉山に行きたい」の前に、外出自粛から少し解放されて「とにかく京急に乗りたい」だったのです。

梅雨の止み間にさてどこに行こうか、横浜か横須賀か三浦か・・・と金曜の夜ににあれこれ考えているうちに、京浜急行公式のサイトで「葉山女子旅きっぷ」というのを見つけました。東京から逗子・葉山駅までの往復乗車券+現地での京急バス乗り放題+たくさんの指定店舗の中から選べる食事&土産・サービス付き、というなかなか魅力的な企画乗車券で、女子と銘打ってますが男性も利用可です。ピンときました。今回はこれに決めた。地図付きパンフレットとバス乗り放題がついてれば初の葉山も怖いものなしだ。

前説長い(苦笑)。

でもって、勇んで出発し駅の窓口で自分の風体にちょっとひけ目を感じつつ勇気を出して「葉山女子旅きっぷ」をください、と申し出たところ、

「あー、申し訳ありません、ただいま発売休止中でして」

がーん。
なんと感染症対策でお休み中とは。昨日の晩に気づいていれば別の行先を検討できたかもしれませんが、もはや頭の中が葉山になっている私はそこで臨機応変にプランをスイッチすることができませんでした。企画乗車券無しで素のきっぷを買って、中高年男子ひとり旅で未踏の地・葉山に向かったのです。

やっと、前説終わり。

さて、葉山男子旅の始まりは、いつもの京急沿線散歩のパターンで駅の写真から。

京急逗子線の終着駅で単式ホーム1面1線のシンプルなプラットホーム構成(などという僅かに鉄風味のコメントも久しぶり)。金沢八景駅で本線から分かれる逗子線は全線複線化されているのですが、ターミナル駅はなぜか単線。


駅名看板はピカピカです。2020年3月に現駅名に変わったばかりで、それまで長らく「新逗子駅」でしたから、駅の周りのいろんな表示・看板はいまだに旧駅名のままのところが散見されます。

で、駅前から海岸まわりのバスに乗って一色海岸へ向かいました。冒頭の写真はバスの走る住宅街から美術館の脇を通って海岸に抜ける”しおさいこみち”の海側出口で撮ったもので、レンズと構図を変えてもう1点。

小径を抜けると海、というシチュエーションは鉄板で素敵ですね。

土曜の朝9時台、一色海岸はこんなんでした。

薄曇りと言いたいところですが、薄日が差すほどには明るくない、もどかしい曇り空でした。おかげでせっかくの三浦の海なのに色味は冴えません。でも陽射しが無いことで暑さもほどほどに収まっているので、これはこれで良しとしましょう。

地元の家族連れや若者の姿がちらほら見えますが、少なくともこの時間帯は「密」というほどの人出ではなく、ゆったりと過ごすことができます。スカッと晴れていたらもっと人が出てしまっていたかも。

そうそう、忘れないようにメモしておきますが、今回の写真散歩のお供はPENTAX KPと SIGMA10-20mm HSM, HD DA20-40mm limited, DA50mm, HD DA 55-300mm PLMです。久しぶりの遠出で張り切ってたくさんレンズ持ってきました。

というわけで、何回かに分けて葉山男子旅を掲載することにいたします。

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