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東京住まいの私は、4月初旬から、良き市民のひとりとして外出自粛しています。勤め人の身の上ですが、幸い毎日職場に出勤しなくてもなんとかなる仕事のため、おとなしく「ほぼ在宅」の暮らしを続けています。
おとなしくはしていますが、特に緊急事態宣言が出て以降は、カメラ抱えてあちこち出かける「不要不急」の極みのような遊びができませんから、写真愛好家としてはストレスが溜まります。仕方なく、用足しで外出する時に手軽なFUJIFILM XF10を持って出て、道すがらワンブロックだけ遠回りしてちょっとスナップを撮るなど、ささやかな鬱憤晴らしに努めているこの頃です。
ちょっと掲載時期の旬を逸した写真が並びますが、ご容赦ください。
今年は、いくらなんでもこれで東京の桜は撮り納めだろう、という所感を何回も裏切って、桜が長持ちしました。ようやく桜花舞い散る頃に、花筏というほどのボリュームはありませんが、水面を優雅に揺蕩う花びらをスナップできました。
同じ日の別の街角。まだ”散りはじめ”くらいで踏ん張っている染井吉野の木があちこちに残っていました。
桜はもうたいがい十分でノーサンキュー、という気持ちで歩いてはいるのですが、並木にこれだけ花の量があるとついカメラを向けてしまいます。28mm単焦点のXF10には厳しい構図ですが、桜の魔力に負けています。
こうして何週間も魔力を放出し続けた染井吉野ですが、さすがに主役の座を他に譲る時期になりました。
これは某公園の芝桜（で、あってますよね？）。密集度はいまひとつですが、かなり贅沢に広範囲に植えられていて目を愉しませてくれています。
次回はXF10で撮った別の春の花を。
