薄紅色?の・・・

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一眼レフを持って近郊の街に写真散歩、という例年の春の楽しみをアレに奪われた私は、コンパクトなFUJIFILM XF10を片手に鬱憤ばらしをしながら暮らしています、という記事のつづきです。
実際の季節とブログの記事に若干の季節ラグがある点は、今回もご容赦を。

桜と交代で街に春の彩りを与えてくれる、花水木を撮ってみました。

春の訪れを象徴する花として愛され、日本各地で「花水木通り」という通りの名前に使われています。

「ハナミズキ」一青窈 より

空を押し上げて 手を伸ばす君 五月のこと
どうか来てほしい 水際まで来てほしい
つぼみをあげよう 庭のハナミズキ
薄紅色の可愛い君のね
果てない夢がちゃんと 終わりますよに
君と好きな人が 百年続きますように
・・・
ひらり蝶々を
追いかけて白い帆を揚げて
母の日になれば ミズキの葉 贈ってください
待たなくてもいいよ 知らなくてもいいよ

名曲に歌われているハナミズキとは、時期も花の色も少し異なるかもしれませんが、見ていて心が穏やかに浮き立つ、という点は変わりません。

しぶとく残っていた桜の花のピンク色を、ほんのりと背景にして1枚。

コンデジで、F2.8のボケが使えるというのはまことに便利です。

花いっぱいの枝に陽が差して輝いているところ、これ以上寄れなかったので、苦し紛れに上空の飛行機を背景に入れてみたら、なんとなく良い感じに。

梅、木蓮、桜、花水木と季節が進んできて、東京の春も盛り。

そうそう、花水木の枝ばかり見上げていると、足元の花を見落とします。ここにも春の主役が。

幼い頃から親しんでいるせいなのか、チューリップって、見るからに「子どもが喜ぶ花」という感じ。実際、見つけるとなぜか童心に帰って口元がほころんでしまいませんか。

花も木も空も良し。春から初夏に近づくこの季節、写真愛好家にはまことに過ごしやすい、良い季節なのです。
アレさえなければ。

早く事態が収拾されることを、心から願ってやみません。

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