路面電車は楽し(1)

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地方都市に行くと、その地ならではの自然や建物の景観、習俗・風物、食べ物などいろんな愉しみがあります。私の場合はそれらに加えて、なんとか時間をやりくりして「路面電車に乗る」というのがあります。

これまで「路面電車に乗ったことのある街」は、札幌、函館、東京、富山、京都、岡山、広島、松山・・・それに今回写真を撮った、豊橋。いずれも趣きのある路線で、しかも現役バリバリの公共交通機関です。

今回は小さなPENTAX Q7で撮ってきました。JR豊橋駅前のペデストリアンデッキ上から、”現役バリバリ”の風景。

陽が落ちて輝きを増す大通りの街路灯の下、満員の旅客を乗せた「豊橋駅前行」がやってきました。行先表示は折り返しに備えて既に「赤岩口」になってますね。車両前面にはケイリンのシンボルマークです。赤岩口まで全長約5km所要25分ほどの沿線に、豊橋競輪場がありますからね。

これより2時間ほど前、始発 豊橋駅前電停はこんな風景でした。

安心安全をPRする、警察車両を模した「パト電車」の入線です。

乗り込むとさすがに現代的な全面低床の造り。ワンマン運転でICカードが利用可。

乗客のみなさんのお顔の写りこみを避けるために、人影が疎らになるまで待って、終点近くでやっと車内風景が撮れました。

ゴトゴトと走る路面電車は、交通信号を守りながらのんびり進みます。途中、単線区間の車両行き違い待ちで数分止まった時も、乗り慣れた皆さんは全く動ぜず、私だけが何事かと気を揉んでいました。

豊橋ローカルの不思議なアプリ広告。ちくわの絵がシュール。

終点 赤岩口電停で降りると、すぐ近くに車両車庫。
形もデザインもさまざまな車両が、夕陽を浴びながら出番を待ってスタンバイ中。

車庫の周りには、私以外にもシャッターチャンスを狙う老若男女の人影がちらほら。

このままいずれかの車両の出発シーン待ちで粘ろうかとも思ったのですが、陽が傾いて空と風景がいい感じに紅くなってきたので、夕陽の下を赤岩口終点まで進んでくる車両を撮ってみることにしました。

さあ、いつでも来い。

ということで、このつづきは次回。

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