PENTAX KP再考

旧サイトから転載した記事なので内容齟齬やリンク切れなどの不備が生じていることがあります。
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PENTAX KPに対する考え方を少し変えました。

K-70使いの私から見ると眩しい上位モデルです。いくつか羨ましいスペック差(高感度、AF、金属ボディ、ダイヤル操作系ほか)があります。しかしそのぶんお高いし、小型軽量と言いつつ、上位機だけあってKPはK-70よりわずかに大きく重い。だから半年前に買ったK-70から乗り換えを本気で考えることはあり得ないな、この製品のことはまあ気にしないようにしよう、と思いました。最初は。

#英文ですがこの比較記事”Pentax K-70 vs Pentax KP”とか、わかりやすいです。

しかし、ショールームやCP+でKPを触っているうちに、ちょっと違うことを考えるようになりました。

確かに、今買う気にはなりません。しかし今後KPの価格が十分に下がったら(たとえばK-3II の後継機が発売されるのを機にぐんと安くなる、なんてことは十分あり得る)、どう考えるかな、と。
参考までに発売後2年ちょっとでK-3IIの現在の価格はこうです:PENTAX デジタル一眼レフ K-3II ボディ

そうなって、私が「K-70の次」を買いたくなったら、性能上位互換・質感上級の小型軽量APSCのKPは有力候補になるかもしれません。

ニコンさんも苦戦されているように、カメラメーカーの経営環境がどんどん厳しくなる中で、リコーさんがこれから先どれくらい魅力的な商品を出し続けられるか、そもそもPENTAXブランドを守り続けられるか、全く予断を許しません。

楽観的に考えれば、K-70 はそこそこ売れてるみたいですから(デジキャパ3月号では、上位メーカーを抑えてヨドバシ秋葉店の今月の売れ筋No1として紹介されてました)、K-70 後継でさらに進んだ技術「全部入り」の高コスパ機がじゃんじゃん出てくる可能性はある、あるかもしれない、あるといいな・・・。
しかし悪いほうに転べば、KPがPENTAX最後の一眼レフになる可能性すら、ゼロではないのが現実でしょう。

だからKPは、評判・売れ行き・実勢価格推移などがしばらく見逃せない存在だな、と思うようになった次第です。
だいいち、触ってみると結構カッコイイし。

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